米大統領選挙と円相場~現時点の解釈~
パウエルFRB議長の議会証言は相応に9月利下げを保証するものでしたが、ドル/円相場は161円台で値固めするような動きが続いております。「初回利下げが織り込まれても161円台」は日本人にとって重い事実に感じます:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0907M0Z00C24A7000000/
この点、結局、金利ではなく需給環境を分析すべきなのでは?という視点は本noteでも繰り返している通りですが、先般お伝えの通り、この点に関する筆者の見解を凝縮させた本を昨日、刊行させて頂きました。おかげさまで大変な反響を頂戴しており、この原稿を書いている時点(7/10,20時頃)では「マクロ経済」カテゴリではベストセラー1位にあります。活字メディアの勢いが衰え、読まれたとしても「サクッと分かります」が全盛の今、このような本を手に取って頂けるのは、本当に嬉しい限りです:
なお、本書の「はじめに」部分だけ無料公開させて頂きました。ご検討に際し、何がしかの材料となれば幸いです:
また、これに因んではJbpressさんの方でインタビュー記事も作って頂いております。本の内容を前編・後編に分けてお話しております。こちらもご参考にして頂ける情報かと思います。今後も実際に本を手に取っていただく前に参考にして頂けるような対外発信は考えておりますので、逐次お知らせさせて頂きます:
トランプ再選の解釈方法について~円相場について~
ところで、ドル/円相場の展望を検討する上で「米国大統領選挙の影響をどう見るか」がいよいよ現実的な問題となってきているため、これにまつわる照会も増えているように感じます。実際、もう本番まで4か月を切っており、そろそろ自分事として捉える市場参加者も増えているのだと察します。今回は「大統領選とドル円」というテーマで論点整理をさせて頂きます:
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?