佐藤利明著『番匠義彰映画大全〜娯楽映画のマエストロ〜』

尊敬する佐藤利明先生が書かれた『番匠義彰映画大全』が届いた。11日夜中に注文して今日到着。正に早業である。出版に革命を起こすであろう。
　読み始めているが、番匠作品のみならず、戦前戦後の娯楽映画の歴史が軸になり番匠作品の一つ一つがピースの様にはめ込まれながら、いかに面白く、昭和30年代の映画好きな人々の心を満たしていたか、仔細に理解することが出来る。私が観た番匠作品はDVD化されている坂本九主演の『見上げてごらん夜の星を』くらいのもので、オリンピック金メダリストのトニー・ザイラー主演の『銀嶺の王者』はレア映画として断片的にテレビで紹介されることはあっても、全編を鑑賞することは極めて難しい。
　この本を機会に番匠監督の高い再評価のうねりが巻き起こることを期待したい。
　「はじめに」では佐藤先生と大瀧詠一とのエピソードが。ナイアガラファンにはたまらない。
　是非お手に取ってください。

番匠義彰 映画大全: 娯楽映画のマエストロ (佐藤利明の娯楽映画研究所) https://www.amazon.co.jp/dp/B09PZ7SGF7/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_H3R83F8ARV09WQ10S506