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大東亜戦争、東京裁判をつなぐ名著。
『昭和16年夏の敗戦』。1983年8月に世界文化社、表紙は東條英機のイラストが書かれていた。この事がシンボリックに歴史を紡ぐ暗号であったのかもしれない。スリリングな推理小説を読むような展開。1941年の優秀な若者の頭脳が集結した総力戦研究所が導き出した戦争の結果は何故当時の政府に響かなかってたのか?スリリングで歴史的事実を細かく列挙し考察した名著であった。この名作は1986年8月、文藝春秋社、馴染み深いのが2010年6月、中央公論新社から発売された青空が象徴的な文庫本だろう。
そして昨年の6月に同じ中央公論新社から新版が発売されて、65000部を売り上げた。色褪せぬ内容はファンのみならず読者の心をガッチリ掴んだ。
そして、2021年6月25日に同じ中央公論新社から『昭和23年冬の暗号』が発売された。この本は当初、2009年に文藝春秋社から『ジミーの誕生日』として単行本で発売され、2011年にも文藝春秋社から『東條英機 処刑の日 アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』として発売され、現在でも長く愛された作品である。
そして今回、再び改題され再び我々の前に登場したのである。
まるで推理小説の様な出だし。ある女性からの手紙。その中にある「ジミーの誕生日の件、心配です」というミステリアスな言葉。GHQが未来の天皇誕生日に仕組んだ罠。
『昭和16年夏の敗戦』から『昭和23年冬の暗号』に登場する東條英機の存在。
我々は戦前、戦後と歴史を分断しがちだが、時は陸続きでありGHQの仕掛けに、時に翻弄されてきた事実がある。
大東亜戦争とは、東京裁判とは?様々な問いに決定打を下す名著『昭和23年冬の暗号』。
是非手に取ってください。オススメです。
昭和23年冬の暗号 (中公文庫, い108-7) https://www.amazon.co.jp/dp/4122070740/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_PJMC757ZM4TF34RNB609
昭和16年夏の敗戦-新版 (中公文庫 (い108-6)) https://www.amazon.co.jp/dp/4122068924/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_K5PGKXB5N90DJSPJ4B16
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