2024.6.4.tue
2人がけの小さなソファー。
いまの家に越してすぐに購入したので、もう8年経つ。これまで何度も、くたびれたバネが底の布地を突き破って飛び出た。
その度にペンチと針金を駆使してバネを正しい位置に固定させ、何とかここまで保ってきた。
しかし、そんな矯正にも限界が訪れ、残念だけど、回収してもらうことにした。
引き取りに来てもらう日の前夜は突然の豪雨だったので、これまで支えてくれたこの子(ソファー)を無下に置き去りにはしたくなくて、当日の朝。いつもより早く起きて、指定された場所に静かに置いた。
出勤時にもう一度、その姿を見て、ありがとう。と想い、帰宅したとき、すでに空っぽになったその場所を見て、さようなら。と想った。