ありっちゃありスパークにおたよりを読まれたら、原宿編集長の編集力を感じた話
読まれたぞ〜〜〜〜〜
18:20ごろから
オモコロ編集長の原宿さんと、オモコロライターでイラストレーター/漫画家の室木おすしさんが毎週月曜に公開しているネットラジオ「ありっちゃありスパーク・梵」の投稿コーナー「あの事件」へのおたよりが読まれました。
誰しも自分史に残るちょっとした事件がある、というこのコーナー。
毎回ちょっと変で、ちょっとどうでもよい、でも投稿者やその家族には定番の話題なのだろうなと思わせる名エピソードが飛び出す人気コーナーです。
最近の回では、「パナソニックセックステレパシー事件」がお気に入りです。
もともとラジオのリスナー投稿コーナーは好きで、一時期はネタメールを投稿していた時期もありました。
久しぶりに何か投稿してみたいな〜と思い立ち、そういえば少し奇妙な体験だったなとよく思い出す話があったので、ネタとして面白くなるよう山場を整理した文章を組み立てました。
結果「あの事件」らしい、ちょっと変で、ちょっとフックのあるエピソードになったので、採用されそうという自信はありました。
狙い通り採用されました。うれしい。
というだけの話なのですが、実際の放送を聞いた私には少しきまずいような気持ちもありました。
放送では、原宿さんにより一部編集が行われていたのです。
本記事では、私が送った文章と、実際の放送で紹介されたものとの差分を比較し、恥を晒します。
正直すでにかなり恥ずかしいです。
ネタ投稿が一個採用されただけで長々記事書いて、
編集力とか言って…
でも、乗りかかった船なので最後までやります。
「ここが恥ずかしい」って話をするので画像内の文章は読まなくても大丈夫です。
←投稿文 放送→
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こう見ると編集自体は少ないですが、冒頭と中盤で、デカいフレーズが抜かされてますね。
ホステスライオン事件
この渾身のフレーズがカットされ、全体的に静かなイメージになりました。
コーナー「あの事件」では、「パナソニックセックステレパシー事件」や「お父ちゃんタバコ吸ってもいいかなあ事件(こちらも名作)」のように、投稿者が事件名をつけるのがひとつのフォーマットのため、私も冒頭で注意をひくようなタイトルをつけたかったのです。
(もちろん「ラバースーツ女事件(仮)」のように、事件名が放送されないパターンもあります。
有志の方がまとめているありスパ「あの事件」データベースによれば、近年は事件名なしが増加傾向にあるようです。)
私の脳内ラジオでは、聞き手のおすしさんが冒頭で「なんだなんだ?」となり、この必殺フレーズ
ホステスライオン
が再登場するところで「うるせえわ!」とツッコむ、この流れが完璧に見えていました。
否、見えていなかったからこうなったのです。
この2ヶ所を削っただけで、はしゃいだ感じが消えました。出来を聴けば間違いなく、余計なフレーズだったと思います。
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私の自意識過剰な恥フレーズ有無論議はともかく、その他のこまかい編集部分については「耳で聞いただけでは簡潔になりすぎているな」という部分の主語・述語がうまく補完されています。
これが事前の編集か、その場での原宿さんの補足かの判断はつきませんが(どちらにせよしっかりとした下読みが必要だと思います)、リニアに進行する媒体としてのラジオに慣れてるのだなという印象です。
正直、投稿ネタが事前にちゃんと読まれて、編集された上で収録されているとは思っていませんでした。原宿編集長の、ちゃんとした仕事を垣間見た気分です。
おわりです。
原宿さん、おすしさん、そしてIくんのお母さん、ありがとうございました。
また投稿します。
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