体力とは何か?
皆さんは体力ってどういうものか考えたことあります?
専門的に語る場合と、一般的な世間話で話す場合で、体力っていうニュアンスは違うと思うんですよね。
多くの人が体力があるとかないとかっていう話をするときは、パワフルであることとか、行動持続が長いこと、バテないってことを皆さんはおそらく体力というふうに言ってると思うんです。
行動体力
体力っていうのは大体大きく分けて2種類に分けられるんです。
この2種類に分けた体力っていうものが聞くと、そうなの?っていう感じに捉えられると思うんです。
皆さんが思い描いている体力っていうのは行動する体力いわゆる行動体力っていうやつが、体力っていうものとイコールというか、ニアイコールぐらいの感じで捉えていらっしゃる方が大半だと思うんです。
例えば、スポーツ選手なんかに見られる、ランナーとして短距離走が早い!あるいは長距離走が早い!中距離ももちろん体力ですし、跳躍力があるとか、器用であるということですね。
例えばボールゲームのボールコントロールが上手だとか、ラケットを使うスポーツだとラケットコントロールとかですね。
私なんかスキーやってましたから、平衡感覚があること、これをバランス能力っていうふうに言い換えることもできますかね?
こういうパフォーマンス的なことを体力というふうに呼んでる方の方が圧倒的に多いと思うんです。
もちろん、こういう体力もちろんありますし、この体力っていうのはものすごく細かく、いろんな要素に分けることができるんですね。
防衛体力
これらはね、体力って言っ た時の片方の能力なんです。
もう一個の概念というのは体を守る体力。防衛体力って言ってるんですけどね。
外部環境あるいは外敵に対して自分を守る能力、フィジカルのあのパフォーマンス的な意味じゃない守る!なんです。
これは一体何なのか?
要素を挙げると例えば、暑さ寒さに耐えうる能力、気温の変化に対応する能力、それから他に湿度ですね。
それから気圧ですね。
低気圧と高気圧が、地球上にはありますけれども、その変化に対して、強い弱いです。
我々みたいに鍼灸やってると、高気圧の時って多くの人は割合調子がいいんですけども、低気圧になると急にみんな調子が悪くなるっていう現象があります。
特に高気圧から低気圧に急激に変わった時にすごい調子悪くなる人が多いです。
防衛体力の重要なので言えば外敵である細菌やウイルスに対する防衛能力ってことですね。
免疫力の高さも防衛体力の中に含まれます。
外の変化に対しての防御能力に優れているという面の防衛も体力との見方ができるわけです。
両者は似たようなところがありまして、体を鍛えている人が、防衛体力も高いという場合はあります。
行動体力と防衛体力の関係
行動体力に優れている人は苦痛に耐える練習をしていますので、苦痛に耐える練習イコール、外環境、人間が住んでいる環境に対しての適応能力が高くなる傾向があります。
例えば、炎天下の中でスポーツをするといえば高校野球あたりが一番ピンとくると思うんです。
スポーツにおける耐久力の鍛錬の重要性
1試合分プレーしているという視点なら、サッカーの方がよりひどいかもしれないですけど、長いプレーしているということに耐えられる能力というのはやっぱり鍛えているからという賜物はあります。
一応そういう相関性はなくはないんです。
生活環境と防衛体力
南米の高地とか、あるいはチベットの高地とか行くと4000メートルとかそのぐらいに住んでいる人が結構いるわけです。
高地の気圧が低くて空気が薄いところに住んでいても大丈夫な、こういう防衛的な体力というのはそこに住んでいること自体で生まれている体力なのです。
これも防衛体力に優れているということが言えると思います。
日本人なんかだとアレルギーが多いというのがありますね。
防衛体力に優れているのに、外敵がいないということが一つ要素として挙げられるんです。
しつこい説明なので、ここからはポッドキャストにどうぞ。
性別による防衛体力の差異
パフォーマンスは男性の方が一般に高いんですが、防衛体力という面で見たときには女性の方が防衛体力はあるのかな?
鍼灸していると、女性って生物的に強いんじゃないかなというふうに思わざるを得ない瞬間というのはよくあります。
今日は体力についてお話ししてみました。
多少端折りましたから、詳しくはポッドキャストに収録しています。良ければ聞いてください。
https://cdncf.stand.fm/audios/01GZGZF7NV86VCDMJZYXQGW2RQ.m4a
00:01 はじめに、体力とは何か
01:26 行動体力
03:02 防衛体力
06:13 行動体力と防衛体力の関係
06:54 スポーツにおける耐久力の鍛錬の重要性
07:18 生活環境と防衛体力
10:12 性別による防衛体力の差異
11:02 番組終了の挨拶
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