タオバオでライブクイズの復活ハートを買っている中国人
こちらの記事を参考に記述しています。
HQtrivia がアメリカで社会現象になるほどの大ブームを引き起こしています。
最近では、ワイルドスピードシリーズで有名なドウェイン・ジョンソンもHQtriviaの司会者として出演していました。いかつい・・・
HQtriviaの爆発的ブームを受けて、中国国内でもパクリアプリが大量に出現しました。
その中でも伸びている2つのアプリを今日は取り上げます。
2つの役割を持つライブクイズ
中国国内では、多様のライブクイズアプリが出現しています。
その中でも、大きな成長を見せているのがこちらの2つ
芝士超人 は、HQをそのまま中国語にしただけの完全なるパクリアプリです。
一方で、西瓜视频 はライブ配信アプリの中の一機能としてライブクイズを追加しています。
上記2つのように、ライブクイズには大きく2つの種類があり、それぞれがクイズに求める価値は異なります。
①ライブクイズにより集まったユーザーに対して広告を打つ
②ライブクイズにより集まったユーザーをライブ配信に誘導する
広告媒体としてのライブクイズアプリ
HQや芝士超人は、①に当てはまります。
多くのユーザーを抱えること、そのユーザーが同時に同じ映像を見ていることは広告効果の高い動画広告を打てる媒体として最適です。
(nikeがHQにて行ったプロモーションの例:HQファンに向けてオリジナルの新製品を告知した)
集客ツールとしてのライブクイズアプリ
そして、西瓜视频や日本のミラティブ、LINE LIVEなどがやっているライブクイズは②に当てはまります。
ライブクイズを集客のネタに使い、ライブ配信に親しみのない新たなユーザーを獲得していく施策の一つとして活用しています。
ライブクイズの効果は?
上記グラフは、本記事の例としてあげた2つのアプリのユーザー数の推移です。
ライブクイズをやっていくことにより、右肩上がりのユーザー数の伸びを維持しています。
やはり、賞金という目に見えるインパクトと同時接続によるクイズ体験にユーザーは飛びついているようです。
しかし、賞金がいつまでも低いままではユーザーの食いつきが悪くなったり、クイズをチートツールで全問正解にしてしまうユーザーがいたりと課題が山積みであることも事実です。
復活ハートがタオバオで売られている
ライブクイズの全問正解に欠かせないのが、復活ハートです。
これは、他のユーザーをクイズアプリに招待し、自分の招待コードをつかってもらうと復活ハートがもらえるというものです。
全問正解で賞金がもらえるライブクイズですが、中には超難問も出題されることがあります。
間違ってしまったときに、復活ハートが一つでもあればまたクイズに戻れます。
これにより、HQでは紹介バズを起こすことに成功しました。
もちろん他のアプリも同様にこの手法を取っています。
中国では、なんとこの復活ハートがタオバオで売られているとのことです。
日本でもモンストなどのゲームアカウントをヤフオクで売買しているのは、よく見かけますが、中国では復活ハートを売買してしまうほど、重要なものになってきているそうです。
なんでもビジネスにしちゃう中国人のハングリー精神、すごいですね・・。
著者