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不器用で固い人に惚れたらグレンモーレンジを飲み干そう


思いを寄せている人や大事な人…
アナタにもいるはず。そんな方とバーカウンターにてファンタスティックな会話と酒で
メモリアルな夜を過ごしたくないですか?
そんな時のカウンターでの会話とオーダーのご提案

写真はイメージであり超理想画
ちなみに筆者のバーでこの状態が1分続いたら
家でやれと優しくお伝えする所存だ


バーカウンターにて素敵な人とすごしている時
例えば

  • 「頑固で不器用かな…私」と悩ましく
    尋ねられたら

  • 固い人を好きになったら

  • 酷評されて悩んでる人がいたら

  • 2度失敗したり、失敗した人がいたら

  • 高身長の方を好きになったら

  • なぜか麒麟の話で盛り上がったら

などなどのシチュエーションに仮になったら

暇そうなバーテンダーには速攻で…
急かせか忙しそうでしたらバーテンダーの
手が空き次第…ぜひ
スコッチウィスキー「グレンモーレンジィ」
をスマートにオーダーして頂きたい。


様々な悔しい経験を乗り越え今があるグレンモーレンジィ
その経験があるからこそ唯一無二に味わいになっている
そのウンチクを星空の星の様に散りばめて
悩んでいる人がバーにいたら、元気づけよう


肝心な商品説明ですが
グレンモーレンジィはスコットランドの
ハイランド、ドーノック湾を臨むテインの町の北西に位置する蒸溜所

ドーノック湾を見つめるテインの街並み
恋人達がロマンチックに語らうには
ロケーションとして120点満点だ


素敵穏やかな水辺に佇むグレンモーレンジィ蒸留所
優しさと強さを兼ね備えた大物の風格
昔の俳優に例えると大滝秀治といった所か


簡単な説明にさせて頂きますが
創業者ウィリアム.マセソンは古びたビール醸造所
を改築してグレンモーレンジィ蒸留所を作りました

グレンモーレンジィの特徴の1つは何と言っても
蒸留機の首の長さ

麒麟と同じくらいの蒸留機の管の長さ(5.14m)
この長さがあるが故に軽やかでピュアな味わいがある
ただその証明のために連れられた麒麟も迷惑な話である
名前はジェフリーちゃん。住宅の2階くらいの高さ。


しかもこの蒸留機は資金難だったウィリアムが
元々ジンを作る為の蒸留機をそのまま使ったという。

テインの職人達。
まるで悪役商会というより石原軍団の出立ち
この男達の情熱がこもったグレンモーレンジィ
ただしはじまりは蒸留所は手作りの居抜き
蒸留機もある物ではじめた不器用格好良しの創業者


そしてスコッチウィスキーは仕込み水は
軟水を使う事が多いのですがグレンモーレンジィ
硬水を使っている事も特徴の1つ。

敷地内にあるターロギーの泉。100年かけて濾過された硬水が使われている。この硬水で仕込まれたグレンモーレンジィをバーで呑みながら
ぜひ頑固で素敵な方の話に耳を傾けよう



グレンモーレンジィを創業したものの
1880年代にウイスキー研究家のアルフレッド・バーナードがグレンモーレンジィを訪れたとき

「世界一古びた原始的な蒸留所」
「遺跡みたいなもの」


と大酷評をくらった

さらに

1931~36年アメリカ禁酒法と世界恐慌の影響
1941~44年、第二次世界大戦による原酒不足

と、2度営業を停止。

間に出資者が現れ増築などしましたが
困難が続いたのでした。

グレンモーレンジィを酷評したアルフレッドバーナード
酷評されて傷ついているバー仲間がいたら
グレンモーレンジィを
呑みながら元気づけてみよう。
帽子がニットだったらマジ黒沢年男なみのいい男



そしてその頃グレンモーレンジィはブレンデット用のウィスキーでした。
いわゆる、影の立役者。1970年代になりシングルモルト用の原酒熟成に着手
1990年後半これらの原酒を使ったシングルモルトをリリース。これが国内ベストセラーになりました。

写真は現在のグレンモーレンジィの樽熟成風景
売れるか売れないかも確信がない中
1970年代にシングルモルトを仕込み始めた心境はまるで
大金を、競馬競輪に突っ込むより漢気がいるのだ。
結果が出るのは20年も先
そんな漢気ヒストリーをまるで自分の話の様に話し
グレンモーレンジィをくらいながら
バーカウンターにて素敵な方に素敵に君をアピールだ!


以上簡単ではありますがグレンモーレンジィの
説明になります。
真面目な商品説明は評論家や
真面目なバーテンダーにお願い致しましょう。


ちなみに、初めは酷評されて影の存在でいたが
後に自分の名前を冠しデビューを飾った
って
共通点って事で上手くサラリと話をこじ付けてグレンモーレンジィを呑みながらぜひバーでの話を広げてみよう!


筆者はジョンコルトレーンがバーで流れると
グレンモーレンジィをスマートにオーダー。
ジャズ界の史上最大のカリスマも若い頃は
まさに踏んだり蹴ったりの苦労人


ミュージシャンとして活動するも鳴かず飛ばず…。
30歳近くなってあのマイルス・デイヴィスのバンドに抜擢され知名度は一気に上がったものの、コルトレーンの演奏に対する評価は散々。また自身の演奏以外の問題も重なりいよいよバンドをクビになる。マジお先真っ暗。
初めはブレンド用のウィスキー、影の立役者そして酷評。
筆者はかなりグレンモーレンジィとコルトレーン先輩
が被るのです


その後、自身のドラッグ問題等も克服し
天才ピアニスト=セロニアス・モンクに弟子入り。「神の恩恵を受けた」というコルトレーンは見違えるように覚醒。一躍ジャズ界のトップ・アーティストとなった。

上記のアルバムバラードは一曲目からムード120点満点だ。グレンモーレンジィがあり
素敵なバーテンダーがいればアナタのバーライフも鰻上りのハイテンションだ

ジョニーハートマンとの名曲。バーでの会話が
ピタっと止まってしまう程の雰囲気にさせてくれる。筆者も20年後は近所のスナックでこんな渋い声で歌いたい。
グレンモーレンジィを片手にもいいが
今すぐ駅前の楽器屋に行ってサックスを買いに行ってしまいそうになるほど美しい。

上記にもあるアルバム、バラードのオープニング。まるでグレンモーレンジィの様な悔しさと
過去の反省をバネにしたピュアで軽やかで美しい
サウンド。


固い性格もまるでこのウィスキーの仕込み水の様に無駄じゃないんだよ。出来上がりはこんなにピュアだ。
君が硬水なら僕が麒麟なみの蒸留機になってやる。とか
酷評なんて気にするな
このグレンモーレンジィだってね…
とか、なんとか話をこじ付けてバラードを聴きながら
なんとかお連れの方を元気づけてあげよう。


このブログでは、アナタのバーでの会話が広がる様に簡単に酒の歴史を恐縮ながらお伝えします。

ジャックダニエル創始者の彼も話が面白い方だったと有名
奇抜に話を広げて酒場で皆を笑顔にしていたのか
ちなみに彼は数字に滅法弱く、朝に金庫の番号がわからず
イラツいて金庫に蹴りをいれ、その怪我が原因で死去
最後の言葉は「最後の酒をくれ」


そして恐縮ですが
バーにいる人を口説くのではなく
口説きたい人や、口説いた人を自分で連れて来るのがバーかと。

さらに1番は、バーでは自分が喋ったぶんお相手のお話も促してあげよう!

最後まで読んで頂きありがとうございました。
いいねの数が増えたらまた書く…かも…です
では、またお逢いできたら。

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