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【仙豆の道は三千里】大きなロマンも小さな一歩から

とてもお久しぶりな投稿となりました。
みなさん、お元気にしていますでしょうか。Hierroのyuiです。

何度かnoteを書こうと筆を取りつつも、何だか文章が思うように進みませんでした。ただ、今回は、ふと、また書いてみようと思い立ち、この記事を書いています。

種が発芽してくれると、とっても嬉しい

仙豆を作ろうと思いました。
それはドラゴンボールでお馴染み、食べるとたちまち元気になる豆。
高い塔を登った先に座すかりん様からもらえる豆。
悟空は仙豆で度々元気を取り戻して、敵に立ち向かっていましたね。

そんな仙豆みたいな野菜や食物を作れるんじゃないかなと思ったんです。
昔の日本の食物は、きっと仙豆みたいに、栄養満点で、味も濃厚で、
少し食べたら、たちまち元気になるような、そんなものだったんだろうと思います。

それは夢物語ではないんです。
実は現代の野菜は見た目を大きく太らされただけで、
中身はスカスカの野菜が作られている、と教えてもらったんです。

本来の作物はバランスの整った土壌から
ミネラルを吸収しながら育つのですが、現代は肥料で太らせるでしょう。
人間や動物と同じですね。
栄養価が高いものを摂取すれば、メタボリックシンドロームで大きくなる。
でも、骨や筋肉はスカスカなんです。
畜産物も同じですね。ジビエの栄養価と比較すると、構成が全く違います。

逆説的に考えると、
バランスの取れた栄養を正しく取り入れて育てば、病気にも強いフィジカルになる。
野菜だって病気に強いフィジカルになるし、その中身も栄養満点になるってことなんですね。

苗作りから何度も何度も練習しています

そんな野菜や食物を、自分で作れるようになって、みんながその方法を知っていけば、みんなみんな元気になれる。

しかもその方法は、薬品や肥料も使わないから、植物や生き物も多様になって、みんなみんなハッピーになれる。

ふと、そう思ったんですよ。
リアル仙豆が作れるかもしれない、って。
そう思うと、とっても楽しくなるじゃない。

でも、そんな仙豆のような野菜づくりも、これから何年もかかるでしょう。

大きなロマンを掲げながら、小さな一歩を踏みしめていく。
私は今年、そんな生き方をしたいと強く思うようになりました。

月を見たり、草を見たり、虫を見たり、
風を感じたり、湿気を感じたり、熱を感じたり、
目で見て、匂いを嗅いで、耳を澄ませて、手で触って。

そうやって地球を勉強していこうと思います。

籾殻を発酵させて温床を作る。これもまだまだ練習中。

たまに「私宇宙人なんです」っていう方に会いますし、
たまに「yuiさんって宇宙人でしょ?」っていう方にも会います。

でもね、私は地球人である自分に誇りを持っています。

こんなに美しい地球に生まれたことが嬉しくてしょうがないんです。
地球って完璧なんですよ。
自然って完璧な仕組みを持っているんですよ。

毎日景色を変え、美しい姿を見せてくれる。
生き物たちの営みが、次の生命を生み出している。
自分の身を捧げることで、また新しい何かを生み出す、
その愛のシステムはきっと宇宙からいただいた大切な智慧。

なのに、私は地球のことなんて何も勉強せずに生きてきた。
だから、地球一年生です。来年二年生になれるかな!

大きな大きなロマンを描いて、目の前の一つ一つを大切にする。
そんな感じでやっていこうと思います。

今年はね、春から秋にかけて40品目近く育てました。
うまくいった作物もあれば、うまくいかなかった作物もあります。
ほとんどがうまくいかなかったかな。

それは自然農でいうところの土壌が育っていないこともあるけれど、
私の無知さ、未熟さ、世話の足りなさ、意識の低さもあるんです。

多品種少量栽培なので、いろんな作物の知識が必要です

下ろした種に責任を持ちたい。
それは、飼うと決めた動物の生命に責任を持つように。

一度、人間が手を入れた生命は、人間の手がなければ生きていけない。
福岡正信さんの著書にも書いてありましたね。

種一つ一つに責任が持てるくらいに、自分自身を精進します。

その先に、仙豆を作るカリン様がいるのでしょう。

来週は稲刈りが待っています。
とてもとてもワクワクしています。

陸稲の田植え後。こんなに疎植で植えた苗も・・・
こんなに立派に育ってくれた。

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