Toni Braxton- Spell My Name (2020)
The Braxtons "The Good Life"(1990)でのデビュー以来、30年以上に渡り活躍を続けているR&Bシンガー、Toni Braxtonの2020年作。良質なディスコチューンのような高揚感を放つ1曲目の"Dance"、Missy Elliottの合いの手によって00年代のクラブシーンがフラッシュバックする2曲目"Do It"、…と聴き応えのあるナンバーがずらり。楽曲のバリエーションは確かに豊富だが、このアルバムでは、そんなことはごく些細な演出に過ぎない。なぜなら、彼女の歌声こそが本作の最大の魅力だからだ。全ての曲において聴く者を圧倒するほどのパワーを放ちながら、決して力任せではなく、ときに繊細な表情で心に迫ってくる。「歌う」という行為の美しさや素晴らしさを再認識できる作品!聴いていて本当に心が震えます。大推薦盤‼︎
(Instagramより転載)