イタリア🇮🇹 菓子パン Maritozzo(マリトッツォ)
イタリア🇮🇹 菓子パン Maritozzo(マリトッツォ)
古代ローマ人はマリトッツォを男性が婚約者の女性に贈る習慣があった。女性は贈った男性のことをイタリア語で夫という意味のmaritozzo(マリトッツォ)と呼んでいた。また、菓子の中に愛する人へ指輪や小さな宝石を入れて贈る習慣もあった。
イタリア人からマリトッツォの菓子パンの差し入れがあったら、一口でガブリといかないことをおすすめする。。。
ーーーーーー
伊国イタリア🇮🇹 菓子パン マリトッツォの歴史
イタリアのローマ人はマリトッツォを四旬節に食した。元々のマリトッツォはバターも使わずにオリーブオイルで焼き上げた素朴なパンにオレンジピールやレモンピール、松の実、レーズンを入れた菓子パンだった。
本物のマリトッツォの見極め方とは?
★本物のマリトッツォの見極め方は原材料にオリーブオイルで焼き上げられたパンであることが重要であることが分かる★
キリスト教徒は謝肉祭、四旬節を経て、復活祭を迎える。
四旬節の数日前が謝肉祭でカーニバルと言う。カーニバルはイタリア語でカルネヴァーレと言う。
カルネ=肉、レヴァーレ=抜く、つまり、「肉断ち」である。肉断ちがいつの間にかベネチアの華やかな仮面舞踏会(ヴェネツィア・カーニバル)が有名になり、カーニバル=肉断ちから、世界でカーニバル=お祭りと認識されるようになる。
マリトッツォは肉断ちのカーニバル(謝肉祭)の期間に肉の代わりにパンが大量に消費されたために生まれた菓子パンであった。
生クリーム入りのマリトッツォはMaritozzo con la panna(マリトッツォ・コン・ラ・パンナ)と言う。
復活祭はカルチョーフィ(アーティチョーク)が旬の季節であり、芯にニンニクとハーブを詰めて煮た「カルチョーフィ」を食べる習慣がある。
復活祭のメイン料理は「兎肉」を食べる。ウサギは多産のシンボルであり、命の復活を願って食される。
イタリア人がマリトッツォの中に指輪を入れてプロポーズする歴史的背景が分かった。
マリトッツォは四旬節期間中の食べ物で、その後に復活祭でイースターエッグで物を贈る文化がある。
マリトッツォはイースターエッグの前夜祭の前イベントのノリで物を入れて贈る文化が生まれたのだろう。終
終わり(完)
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?