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まずロゼルージュを打つために
※「eBASEBALLパワプルプロ野球2022」「WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球」向けの記事です。
ロゼルージュについて
それぞれの投手は5方向についてそれぞれの変化球の構成があり、投手によって所持の有り様は違いますが、4方向・3方向・2方向を持っている投手が大部分を占めます。
スライダー・カーブ・フォーク・シンカー(スクリュー)・シュートという基本の変化球、そしてそれらの方向に伴う変化球の種類が多数ある中で、
ロゼルージュというオリジナル変化球があり、この変化球を唯一所持しているのが「涼風希望」という投手です。
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この変化球を打つのに苦戦した方は多く、特に右打者のインローに投じられるロゼルージュはスイングしないとストライク・スイングするとボールゾーンになるというもので、ボールゾーンを振っているからこそ打球が前に飛ばない・凡打になりやすいというものでした。
しかも、ストライクゾーンの枠ギリギリに投球するために、Lスティックをインコースボールゾーンへ左全開に倒すだけでこの位置に投球できてしまうこともあり、操作も容易でした。
そのため、このボールのこの投球を多投することで相手プレイヤーを攻略するという出来事が多く生まれ、そのロゼルージュの操作性ゆえにこの変化球を持つ涼風投手が制限キャラになりました。
それほど難攻略の変化球であります。
これを攻略するためにはどうしたら良いのか?
攻略法の中に、対ピンチ○を発動させて変化量を大きくすることで、ストライクゾーンへ入れさせることによってその変化を打つという方法が紹介されていました(この動画にはこの記事が取り扱っていることの説明があり、より変化球について把握しやすい内容であると思います)。
しかし、そもそもロゼルージュを打つためにはどうしたら良いのか?
いくつかの段階に分けてロゼルージュを見ていくことにします。
一体ロゼルージュという変化球は何なのか?
試しにオリジナル変化球作成モードでロゼルージュを模倣して作ってみようとしました。
下方向(フォーク方向)のオリジナル変化球モードでは設定できる角度がロゼルージュと異なるため、一体これはカーブ系の変形か?シンカー系の変形か?
その変化がフォーク系として擬態しているのか?
そのように思案していたとき、「超フォーク」なるものの存在を知りました。攻略本によると超フォークはパワフェスで涼風希望を仲間にして選手データに登録した際に利用できる変化球のタイプです。
そこで涼風を登録し超フォークをオリジナル変化球作成モードで使ってみると、どうやらロゼルージュは超フォークの変化の角度を曲げ、さらに変化を大きくしたバージョンであるのではないかと考えました。
シンカー系やカーブ系の球種のパラメーターを変えつつ延々と試したことはムダだったようです←
以下がパラメーターの詳細の画像です。
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また、以上のパラメーターの画像で事前にはっきり示されているのですが、ロゼルージュの球速も注目に値するポイントです。
いくつかの投球を見ていると、137~142km/hを示すことがあり、これは涼風の最高球速143km/hに近い球速です。
調子普通の場合の涼風のストレートが同じくらいの球速を示すことを考えると、ストレートと球速とほとんど同じくらいの球速と言ってもいいでしょう。
ロゼルージュはこの直球に近い球速を持ちながら斜めに大きく変化してくるという変化球であり、とてもやっかいな球種です。
変化球の場合の球持ち○について
涼風は「球持ち○」という特殊能力を持っており、以下の動画によればこの特殊能力は投球点の出現が1フレーム分遅れるという効果を持っています。
打者が投球を判断する際の参考となる投球点(着弾点)の表示が、通常の投手よりも遅く現れるということがこの特殊能力の特徴です。
では、この球持ち〇という特殊能力は変化球に対しても発動するのでしょうか?
同じフォームの投手を用いながら調べてみます。
使用した投手は横浜DeNAの京山選手(球持ち〇保有)と東京ヤクルトの星選手(球持ち〇無し)で、この両投手はオーバースロー15という点で投球フォームが共通しています。この2人が持つ同変化球種SFFを用いて調べます。
ビデオは、PS5にて1920×1080の60fpsで記録しました。
以下の動画は最初に星投手→京山投手の順で切り出しの元になった動画が流れた後、星投手→京山投手→星投手→……の順で1フレームごとの画像の切り出しが流れます。画像の切り出しのスタートはナイスピッチの表示が出る1フレーム手前からです。
結果は、ナイスピッチの表示が薄く出てから星投手は7フレーム目で投球点が表示されるのですが、京山投手は9フレーム目で投球点が表示されます。
変化球においても球持ち〇の効果は出現するということになります。
よって、涼風投手のロゼルージュを打つためにはまず大前提として球持ち○のストレートがはじき返せるようにならなければなりません。
パワプロ2018のオンライン対戦の状況の中で、球持ち〇の投手を用いて外角のストレートを多投し、その効果を有効活用した投球をして打者を抑えるという方法を使っていた方がいました。それだけ球持ち〇のストレートを打ち返すことは通常のストレートに比べてハードだと言えます。
まず、ロゼルージュを打ち返すためには、球持ち〇のストレートに慣れて打ち返す練習からするとよいでしょう。
アップデートの予定のニュース
こうした記事を準備している時に、新しいニュースが入ってきました。
WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球の次回のアップデート予定の内容で涼風投手の使用制限がなくなることになりました。
「チャンピオンシップモードにて使用禁止となっていた涼風の能力を調整し、コスト変更のうえ使用可能キャラクターに戻す予定です。」
コストの変更は明確ですが、涼風の能力の調整とは果たして超フォークの変化量の調整までに至るのか、それともまた別の側面からの調整があるのか。
どういう変化がプレイに起こるのか。
そういう期待をしながらこのアップデートを待ちたいと思います。
そのときのための準備として、この記事が役に立てば良いなと思います。
その先については、展開を見ながら書いてみたいと思います。