3ミリへの意識
角刈りになってから、自分の頭、散髪への意識が大きく変わった。
散髪を意識しない日は無い。
強いて言うなら髪を切ったその日は意識が薄いが、その日はその日で仕上がりに対しての意識がとんでもなく強くなるため、結局ボクは常に頭を意識している。
お金に余裕があれば思った時に切ればいいのだが、あいにくそうもいかない。
ライブのスケジュールとにらめっこしながらボクは散髪に行く日を決める。
もちろんライブに貴賎は無いし、どのライブも全力で取り組んでいるのだが、このライブには絶対散髪したてで望みたいというライブがあるのは確かだ。
しかしそうなると「このライブの時は角刈りでは無くなってしまうのではないか。」、「それはそのライブに対してどこか失礼に値しないか。」、そんなことばかり考える。
人の髪は1日でやく0.3から0.4ミリ伸びると言われている。
だいたいボクは10日に一回のペースで散髪に行く。
つまりボクは3ミリ伸びたら髪を切っているということになる。
舞台上で喋って動く男の頭の3ミリが皆さんにどう伝わるのかはわからない。
まったく意味のない3ミリへの意識なのかもしれないが、とんでもなく意味があるような気もする。
切らずにはいられない。
よし、散髪は明々後日に決まりだ。
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