『好きな食べ物』
あまりにも時間があるので「一番好きな食べもの」はなにか考え直すことにした。
随分前に「好きなものは何か聞かれたときはすき焼きと答える」という使用頻度の少ないルールを作った。
本当にすき焼きでいいのか。もう一度考えてみる。
まずは自分の中でエントリーを募る。
ワカメとタケノコの煮付け、ホタルイカの酢味噌和え、青椒肉絲などなど、自分の中で多数のエントリーが集まった。
厳正なる審査の結果次の3つに絞られた。
すき焼き
お寿司
ラーメン
あまりにも凡庸なラインナップに恥ずかしくなるが、好きなものを好きだと言えないことのほうが恥ずかしいことなので、この3つから絞り込んでいくことにする。
まずは「すき焼き」について考える。
あきれるほどにおいしい。
甘辛い牛肉と野菜が生卵と絡む。一口目の美味しさは他の追随を許さない。
しかし、コストがかかるため「すき焼き食べたいな。よし、すき焼き食べよう」とはならない。
次に「お寿司」について考える。
あきれるほどにおいしい。
魚の数だけ種類があり、飽きのこない美味しさは他の追随を許さない。
コストがかかるようにも思うが、100円寿司でも充分「お寿司食べました」感を味わえる。
しかし、安いお寿司を食べれば食べるほど高いお寿司への憧れが生まれると同時に、「この寿司に1500円使ったんやったらもっと違うもんでおいしもん食べれたな」の後悔が生まれることもしばしば。
最後に「ラーメン」について。
あきれるほどにおいしい。
今までの人生で一番食べた料理だという点で他の追随を許さない。
昼食、夕食のみならず、飲んだ後のシメにもなれるオールマイティさは他に代用しがたい。
「昼もラーメン食べたけど夜も全然ラーメンでええよ」となる料理はラーメン以外ありえない。
朝からでも「食べろ」と言われれば食べられる。
考察終了。
3つともあきれるほどおいしいので今回は引き分けに終わった。
いつかは答えは出るのだろうか。
今は無性にカレーが食べたい。
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