君の肝臓は食べたくない(同物同治について)2023・11・1
薬膳の考え方に「体の中の不調な部位を治すには、(ほかの生き物の)同じ部位を食べる」というのがあります。足の具合がよくない人がアヒルの脚のスープを食べるとか,心臓の病の人が豚のハツを食べるとかいった話をどこかで耳にされたことがあるかもしれません。太宰治の小説にも、英語を話せるようになりたい女性が毎食タンシチューを食べる、という話が出てきたと記憶します。もっとも牛は英語を話しませんが。
「医食同源」みたいですけれどちょっと違って、こういう考え方を「同物同治」と言います。これに