デュピクセント治療


はじめに

このnoteはデュピクセント治療を始めて約1年の経過を記したものです。
デュピクセント治療を受けるか悩んでいる人の参考になればと嬉しいです。

治療のキッカケ

僕は物心ついたことから痒みと落屑が当たり前の生まれながらのアトピー性皮膚炎であり重度のアレルギー持ちです。デュピクセント治療を始めるまでは体質改善の内服薬とステロイド塗薬のみで増悪と緩解を繰り返しながら上手に付き合ってきました。

しかし2023年2月頃から痒みが増加しアトピーの傷跡が見たことない瘡蓋に変わりいつまで経っても治りません。それどころか顔以外の全身に瘡蓋が出来始め、痒みが増す一方。(結節性痒疹という皮膚病でした)かかりつけ医に相談するが薬が変わることはなく経過観察のみ。

その間もどんどん痒みが酷くなり夜が眠れなくなりました。また寝ている間も体を搔いてしまいます。そのため毎朝、起きたら大量の瘡蓋を掃除機やクイックルワイパーで掃除し血が付いたシーツとまくらカバーを洗うのが日課になっていました。

何かいい方法はないかと探していると友達の彼女からヒフメドというサービスを教えてもらいました。それは皮膚科医とオンラインで相談できるという嬉しいサービスで同年4月にサービスを利用。その時にデュピクセントのことを教わりました。

【保険適用】ヒフメド|皮フ科専門オンライン診療 (hifu-med.com)

ヒフメドの公式HPを載せておきます。

次回の受診の時に相談しようと思った矢先、同年5月に蜂窩織炎に罹り大きな病院へかかりつけ医を変更。その後、蜂窩織炎のせいで同年8月には仕事を休み治療に専念しました。思った以上に治療が進みませんでしたがなんとか同年9月にデュピクセント治療を開始することができました。

治療経過(2023/9~11)

デュピクセントは注射タイプの薬で自分で打ちます。打ち始めてから1か月は特に変わった様子はなく痒みと闘いながら過ごしていましたが2か月が経過すると変化を感じ始めました。

まずシャワー中やその後に体が痒くならない!アトピーの人は分かってくれると思いますが、シャワーや風呂中、出た後の体の痒みの酷いこと……
それが1/10程度に収まり感動したことを覚えています。
また通常時の痒みも1/10程度になり睡眠状況も改善され1日10時間以上は寝るようになりました。
さらに酷かった瘡蓋も一部を残し小さくなり毎朝の掃除が必要なくなりました。

治療経過(2023/12~2024/4)

冬の乾燥+重度のスギ花粉アレルギーのため痒みはありつつもなんとか日常生活は送れるレベルにまで回復し2024年1月から週3回ですが仕事復帰もできるようになりました。
瘡蓋は相変わらず一部残っていましたが他はほとんど消えていました。残った瘡蓋も小さくなっており改めて効果を実感できました。
同年4月からは仕事も完全復帰しとても嬉しかったです。

治療経過(2024/5~2024/7)

なんとか天敵のスギ花粉シーズンを耐えて痒みは去年の1/100程度になりおだやかな日々を過ごしていました。しかし6月下旬に左ふくらはぎに蜂窩織炎が再発……目の前が真っ暗になり冷や汗が止まらなかったのを覚えています。

また働けなくなったらどうしよう…この薬で効かないのであればもう打つ手はないのではないか…またあの引きちぎられるような痛みを月一で味わうのか…また眠れないほどの痒みが出るのではないか…

こんな考えが頭を巡りあまり眠れませんでした。幸い、次の日には受診できすぐに抗生物質を飲み始めたので良くなりましたが心臓に悪すぎましたね…

治療経過(2024/8~2024/9)

殺人的な猛暑…。
外に出れば汗が止まりません。この汗のせいで痒くなるかなと思いましたが案外そんなことはなく、瘡蓋の悪化もなく蜂窩織炎にもならずに過ごせています。
安心、安心…。そう思っていたのですが、もうすでに秋花粉が飛んでいるのか若干、痒みが強くなっています。
果たして乗り越えられるのか…!!

デュピクセント治療を開始して良かったこと

経過で書いてあることの通りですが
・痒みが著しく減ったこと
・瘡蓋がほとんど消えて肌が綺麗になったこと
・たっぷり寝れるようになったこと
・働けるようになったこと
さらに
・銭湯に入れるようになったこと
・人と約束をすることに躊躇しなくなったこと
・趣味のDJ活動が再開できたこと
・着る服の自由度が上がったこと
以上が治療を始めて良かったと思える点です。

人間に戻れた!!本気で思っています。
おおげさだなと思われるかもしれませんが、去年半年は痒みと痛みと睡眠不足に悩まされ、仕事も遊びに行くことも出来ず、ストレスだけ溜まり、金は減る一方の生活でした。
そんな僕を救ってくれたのでデュピクセントには感謝しかありません。

最後に

さて、有難い面ばかりを伝えていますが、この世の中にメリットしかない薬なんて存在しません。
デュピクセントを1年使用し感じたデメリットや副作用について次の記事で書こうと思います。あと、使用するにあたり事前に申請しておいた方が良いものなども書くつもりです。

それではまた今度



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