見出し画像

【勝手に電波少年企画〜ネパール、ポカラで一文無しからBoom Festival へ向けて。そして片想いの先輩も探す旅!01】


ゴア、最後の朝までシヴァバレーのビーチパーティーを堪能し、友人のご好意の元、電車のチケット1枚で2人乗車のプチキセル。

画像3

昼過ぎの電車でデリーへ。
そして、デリーからは再び1人。
電車でゴーラクプルを目指した。


が。
ここでもウッカリ。
予約したチケットの日にちより1日早い電車に乗ってしまったのだ。
既に電車は動き出している。
引き返すも何も車内はイモ洗い状態。
出口にすら出られなかった。
しばらくは、朝の通勤混雑時中央線な感じで立っていた。


そして上手い具合にスリーパー2階席の端をキープし、おじさんの隣に身を寄せる。


大きな80ℓのバックパックは地べたに置いたまま。
混雑時には平気で私のバックパックの上に人々が腰を下ろす。
それがインド。
いちいち気にしてられないが、盗難は避けたいので、気にしてはいた。


すると。
私のバックパックの上に座っていた子供がさりげなくバックパックのチャックに手を伸ばす。
そのチャックは鍵が締まらない場所だったので重要な物は入っていなかったが。

隣りの気の利くおじさんが。

「あのバックパックは君のかい?」

と少し大きな声で私に尋ね。

「そうですよ。」

と私。
子供はビクリとして手を引っ込めた。


その後。
その私のバックパックのチャックに手を伸ばしていた子供は乗り物酔いで盛大に、嘔吐。


悪い事は出来ない世の中の仕組みを垣間見る。

画像1

ゴーラクプルまでは、朝出て、夜に到着する感じだったので、このイモ洗い列車で夜を越さずに済んだのだ。

駅前で一泊し、
そして国境。
ネパール1カ月ビザを購入し、ポカラ行きのナイトバス。


翌朝、ポカラバススタンドから顔馴染みのペンギンゲストハウスまで向かう。
満月と同時に到着。


残金は、たったネパール30Rs(日本円でも30円である。)になった。

画像2


この宿では昨年も、ゆっくりと滞在していたので、顔見知り。
幸いにも。ゴアでも再会していたヨガ友人がオーナーに私の状況を話していてくれたので、すんなり物事は運んだ。


私は。
ツケで宿泊、そして夕飯も頂ける事になった。

幸先の良い満月の夜。


勝手に電波少年企画。
ネパール、ポカラで一文無しからBoom Festival へ向けて。
そして片想いの先輩も探す旅!


が始まったのだ。
私は片想いの先輩はきっと音楽好きだから。
(これも私の妄想に過ぎなかったと1年後に気がつく( ; ; ))
どこかのトランスフェスティバルでまた会えると思っていた。
また、日本に帰る気もサラサラなかった。
先輩への思い込み片想いもあり。
確実に日本人ではないアジア人顔の先輩。
日本に帰ったら再会する確率がもっとも低いという判断。


なので、

一体、どこの国の、誰だかも分からない、名前も知らない、

片想いの先輩を捜すために、ヨーロッパのフェスティバルを目指す事にしたのだ。

3月下旬。
ポカラで移動式路上販売生活の開始である。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?