見出し画像

同人音楽シーンを彩るオリエンタルコアの魅力 OrientalCore

Orientalcore(オリエンタルコア)は、HARDCORE系音楽ジャンルの一種であり、その特徴的な要素として「オリエンタルなメロディ」を用いたトラックが挙げられます。この記事では、Orientalcoreの起源や進化、そしてその影響を受けたアーティストたちについて詳しく掘り下げます。

Orientalcoreの誕生と進化

Orientalcoreは、UK HardcoreやHappy Hardcore、そして日本のJ-Coreなどの影響を受けながら、独自の発展を遂げたジャンルです。このジャンルは、特にSoundCloudなどのアンダーグラウンドな音楽プラットフォームや、日本の同人音楽シーンで人気を集めてきました。

最も古いOrientalcoreの例として確認できるのは、KONAMIのBEMANIシリーズの音楽ゲーム『pop'n music』に収録された"The Wind of Gold"(kors k)です。この楽曲は、和風のメロディを取り入れたハードコアトラックであり、Orientalcoreの先駆けとなったと言えるでしょう。


SoundCloudと同人音楽界隈での影響

Orientalcoreは、特にSoundCloudで注目を集めました。#Orientalcoreのハッシュタグが用いられた楽曲が多数投稿され、プレイリストも作成されています。また、FREEDL(無料ダウンロード)可能な楽曲が多数存在するため、DJたちはこれらを活用し、新たな可能性を模索しています。

同人音楽界隈で活躍したアーティストの中で、Orientalcoreを牽引してきたのが、Acro(strayedwave)、ToYou(トーヨー)、Halv、Reku Mochizuki、Sunajiroなどです。彼らは、和風や中華風といったオリエンタルな要素を取り入れたハードコアトラックを制作し、同人音楽シーンを盛り上げました。


音楽ゲームとの相性

Orientalcoreの楽曲は、音楽ゲームとの相性も非常に良いです。特に、忍者をテーマにしたアプリ音楽ゲーム『シノビスラッシュ』には、HalvをはじめとしたOrientalcoreの楽曲が複数収録されています。忍者や和風テーマとのマッチングにより、プレイヤーに独特の音楽体験を提供しています。


また、BEMANIシリーズの音楽ゲームで活躍するRyu☆は、「sakuraシリーズ」や「中華急行」といったオリエンタルなハードコア楽曲を多数リリースしており、これもOrientalcoreの一部として広く認識されています。


Orientalcoreの未来

同人音楽界隈でのOrientalcoreの盛り上がりは、BOFなどのBMSイベントでも顕著です。例えば、utzboによる「九龍霓虹街」は、楽曲と映像のクオリティの高さから、BMSにおけるOrientalcoreの可能性を大いに示しました。


ToYouの1st Album『ORIENTAL』には、多数のOrientalcoreトラックが収録されており、このジャンルの魅力が詰まっています。今後も、このジャンルはさらに多くのアーティストによって進化し続けるでしょう。



結論

Orientalcoreは、UK HardcoreやJ-CoreといったHARDCORE系音楽からの影響を受けつつ、オリエンタルなメロディを融合させることで、独自の地位を確立してきました。SoundCloudや同人音楽シーンでの支持を背景に、今後も多くのリスナーやクリエイターに愛され続けることが期待されます。


おすすめ記事


宣伝

音楽やDTM、DJに関する情報を発信する予定です。YouTubeチャンネル登録、SNSフォローお願いします。
鬱、ADHD、無職です。助けてください。
トラックメイク、DJ、お仕事の依頼ください。

https://twitter.com/DJ_JUNOU




いいなと思ったら応援しよう!