DTMを始める前に知っておきたかった16のこと
はじめに
DTMを始めるとき、膨大な情報と多くの選択肢に圧倒されることがあります。私自身も最初はどこから手をつけていいか分からず、試行錯誤を繰り返しました。このnoteでは、DTM初心者が陥りやすいポイントや、知っておくと役立つ知識を16の項目にまとめました。これからDTMを始める方や、始めたばかりの方がスムーズに制作を進められるよう、ぜひ参考にしてください。
1. 有料DAWのデモ版を試すべき理由
FL Studioにはデモ版が存在し、保存したプロジェクトファイルを開くことはできない制限があるものの、非常に多くの機能を試すことができます。DTM初心者にとって、無料のDAW(デジタルオーディオワークステーション)よりも、FL Studioのような有料DAWのデモ版から始めるのも一つの方法です。デモ版を使用して、どのようなDAWが自分に合うかを見極めることができます。
2. コストパフォーマンスの良い入門機材
inMusic傘下のブランドには、初心者向けにコストパフォーマンスの良い製品が揃っています。マランツプロやM-Audioなどのオーディオインターフェース、ヘッドホン、モニタースピーカー、マイクは、安価で品質の高い選択肢としておすすめです。初期投資を抑えつつ、基本的な機材を揃えられます。これについては、DJに関しても同じことが言えます。DENON DJやNUMARKはPioneerに比べてリーズナブルです。おすすめであるかと言われれば別ですが。
3. MIDI鍵盤の必要性について
打ち込み音楽においては、MIDI鍵盤が必須というわけではありません。しかし、付属プラグインやコンパクトなMIDI鍵盤は作業をスムーズにするため、購入を検討しても良いでしょう。特にリアルタイムでの演奏やフィーリングを重視する場合に役立ちます。
4. 基礎的な音楽理論の重要性
DTMを始める際、音楽理論の基礎知識は非常に重要です。キー、スケール、コードの概念を理解することで、より効率的に楽曲制作が進められます。特に最初は、これらの基本的な概念をしっかりと学びましょう。
5. Rekordboxでリファレンストラックを研究する方法
PioneerのDJソフト「Rekordbox」は、音源のBPMやキー、高音、中音域、低音域のバランスを解析できます。これを活用することで、リファレンストラックを分析し、楽曲制作の参考にすることができます。
6. モニタースピーカーの設置について
モニタースピーカーを直接机に置くのは避けるべきです。理想的にはスピーカースタンドを導入し、無理な場合はインシュレーターを使用することで音質を向上させることができます。これにより、正確な音をモニタリングでき、ミキシングの精度が上がります。
7. 楽曲の作り方を学ぶ3つの方法
人から学ぶ: 直接教えてもらうことで、効率的にスキルを習得できます。
サンプルパックを活用する: Stems形式のサンプルを使って、ジャンルごとの曲の構成を理解しましょう。
YouTubeで学ぶ: 「ジャンル名 作り方」で検索すると、多くのチュートリアル動画が見つかります。これを活用して、自分のペースで学習できます。
8. 海外のネット情報を活用する方法
英語の情報が多いため、Google Chromeの翻訳機能を使って情報を得ることができます。また、YouTubeの海外チュートリアル動画で学ぶのも効果的です。動画の字幕を自動翻訳しながら学習する方法もおすすめです。
9. 特化型サンプルパックの重要性
汎用性の高いSpliceやVECシリーズよりも、特定のジャンルに特化したサンプルパックを購入する方が、ジャンル理解や楽曲制作がスムーズに進むことがあります。特にStems形式のサンプルやプリセット、MIDIが同梱されているパックは非常に便利です。
特化型サンプルパックの例:
Stems形式のあるサンプルパックの例:
10. W. A. ProductionのMonthly Free Product
W. A. Productionでは、月替わりで買い物をすると無料でサンプルパックやプラグインがもらえる「Monthly Free Product」というキャンペーンがあります。これを活用して、コストを抑えながら制作環境を充実させましょう。
11. SerumのRent-to-Ownプランを利用するメリット
人気のプラグイン「Serum」はセールがほとんどないため、Rent-to-Own(月額レンタルから購入)プランを利用すると良いでしょう。気に入らなければ途中でやめることもでき、全額支払いが完了すれば正規のプロダクトキーがもらえます。
12. Cymaticsの無料サンプルパック
Cymaticsは無料で大量のサンプルパックを提供しており、特にTrap系が豊富です。ときどきPhonkやシンセを使ったジャンルのサンプルも含まれていることがあります。これを活用してコストを抑えつつ、サウンドのバリエーションを増やしましょう。
13. デュアルモニターやPicture in Pictureの利用
デュアルモニターやPicture in Picture機能を使うと、チュートリアル動画を見ながらDAWで作業を進めることができ、効率が格段に向上します。
14. DAW選びのポイント
各DAWには特色があり、ジャンルに合わせて選ぶと良いです。また、YouTubeで自分の作りたいジャンルの楽曲制作チュートリアルを検索し、どのDAWがよく使われているかを確認するのも一つの手段です。
15. インプットの重要性
音楽配信サイトやYouTubeで好きな音楽をたくさん聴いて、リスト化や音源収集を行いましょう。参考にできる曲を増やすことで、クリエイティブなインプットが増え、楽曲制作に役立ちます。
16. 新たな購入でモチベーションアップ
新しい機材やサンプルパック、プラグインを購入すると、モチベーションが上がることがあります。マンネリ化してきたときには、新しいツールや素材を導入してリフレッシュするのも良いでしょう。
結論
DTMは技術や知識が求められる反面、楽しさや創造力を刺激する素晴らしい趣味です。最初の段階で重要なポイントを押さえることで、遠回りせずに効率的にスキルを習得できます。このnoteで紹介した16のポイントを参考に、迷わず自分の音楽を形にしていきましょう。自分に合ったツールや方法を見つけ、音楽制作の旅を楽しんでください。
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