#4【History】古着屋のギャルとTLC
機材とレコードを購入し、しばらく経ってから機材も無事に家に到着しました。
早速、届いた機材でレコードを聴いた私ですが、ジャケ買いした私の耳に、Hip Hopは、すんなりと入って来ませんでした。
#1でも記載した通り、当時は、メロコア、スカコアやGlay、L'Arc〜en〜Cielといった当時流行ったJ-POPを好んで聴いていましたので、一気に馴染むことは難しかったですね。
とはいえ、自分自身、DJ機材を買ったからには、レコード収集ということで、レコードを買い求めに行きます。
地元は奈良で、部活をやっていた高校生の自分にとっては、毎回大阪までレコードを買いに行くには、金銭的にも時間的にも余裕はなかったです。
当時、奈良市のもちいどの商店街には、古着ブームということもあり、古着屋が数店舗ありました。
そのうちの1店舗、行きつけのお店があって学校帰りによく行くお店でした。
アメカジが流行った時代で、デニム、ジャージ、アロハシャツと結構、状態が良いものが揃っていたのを覚えています。
品物が良いということもそうなのですが、そこの店員さんが、めちゃくちゃ好みのギャルだったということの方が通った理由ということもありますね。。
その店員さんとも親しく話すようになって、DJを始めることも話しました。
ここは、好みのギャルに音楽の好みを聞こうということで、
「どんな曲を聴くん?」
と聞くと、
「最近は、TLCとか聴くかな。」
その時の私の反応はというと、
「あ〜、TLCかぁ〜。」
当時の私は、機材を買ったばかりのなんちゃってDJなので、全く分かりませんでした。。
もちいどの商店街には、レコード屋が何軒かありましたが、当時出来たばかりであろう店舗の1つ「マンタンヤレコード」へ足を運びました。
もともとは、商店街の空き店舗を利用した複合ショップの1つで見た事があったのですが、そこが移転してお店を構えたようです。
※今は、奈良の大御所のDJであるDJ 鬼タモリさんが後を引き継いで、「Wheels Of Steel Records」と店名を変更して運営しています。
そのマンタンヤレコードへ足を運んだ私ですが、一通り置いているレコードを確認しましたが、曲を全く知らない自分にとっては、選ぶことができず、店員さんに
「TLCありますか?」
と確認します。
今思えば、当時流行りに流行った曲ですから、あるに決まってました。
丁寧に試聴もさせて頂いて、最近DJを始めたことも話したら、同じトラックで男性Rapの曲があるよということで、こちらも試聴させてもらいました。
言われるがままにとりあえず、今回はこの2枚を購入しました。
古着屋で好みのギャルの聴いている曲をゲットした私は、目的を果たし、満足気に家路に着いたのでした。
今回でゲットした曲は、2枚。まだまだ、DJになるには、ほど遠い状況ですね。
まだまだ、レコード集めの日々は、続きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?