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hang myself

2022年1月9日の夜、
私は首を吊った。
天井部に支点がなく、
坐位での実行と
なったので、
完遂に時間がかかり、
発見も救急の到着も
予想外に早かったので
未遂に終わったものの、
救助をされる際の
私の暴力的な言動が
警察にも通報され、
「救急処置不要・
警察的保護必要」と
いうことになり、
地元警察の「保護室」
(通称トラ箱)にお世話
になった。

現在の私の心は、
かつてないほど
穏やかで真っ黒な
気持ちである。

「再度自死実行」に
向けて一直線。

その意味でも、
昨夜の出来事は、
私の気持ちを
自死に向けて200%
確たるものにしてくれた。


何故にわざわざ
死に急ぐのか?
という問いは、
この場合全く意味を持たない。


心臓病の人に、
何故あなたの心臓は
突然止まるかもしれない
のですか?

とは、
聞かないでしょう?
それと同じ。

ロープが首にくい込み、
甲状軟骨(のどぼとけ)が
メリと音を立てて
気道がつぶれる刹那、
私は確かにどこかで
ウットリとしていた。

あーやっとこれで・・
と、思った。

次の瞬間、
警察官の分厚い体による
タックルを受け、
私の体はサンドバッグのやうに、
やや斜め上方に持ち上げられた。

あとはもう
「なんだどうやって結んだんだ
コレ!」とかなんとか
耳元で叫ばれて、
これは「保護」じゃなくて
「制圧」じゃねーか等と、
救急・警察のご苦労をも
顧みず思いつつ、
パトカーに乗せられ。

パトカーの中では、無事保護した
安心感からか、若手の警察官から

「何かちょっと嫌なことでも
あったの?」

と、上から目線で聞かれたりもし。

わたし、
思わずその人の目を10秒間
じっと見つめた挙句に
ガン無視しました・・・。

警察に到着後は、
時計もない一晩中
煌々と明るい部屋で、
半袖Tシャツ+薄手の
パンツに汚い毛布を
貸してもらい、
寒い寒い一晩を過ごした
(何℃あったのか知らん
が警備の警察官が制服に
汗ひとつかかない気温だ。
今が何時なのかも
わからない状態で
体を温めるために筋トレを
繰り返すおっさんを見て、
彼は何にも思わなかった
のだろうか)。


そんな訳で
自殺を保護していただいた
私の魂はますます真っ黒に
なり、誰のためでもなく、
誰に何を伝えるためでもなく、
私はもう死ぬことを決定した。

どうにかこうにかグレーで
生きていこうともすることも
あった私の魂は、
私に覆いかぶさった善意や
保護・救助によって
わずか一晩でこうなった。

それでは皆さん、さようなら。



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