538 斎藤元彦「ひろゆきさんも同意」
はじめに
西村博之さんの自身のYouTubeチャンネルで兵庫県知事選挙についてお話しされたことがヤフーニュースに掲載されていました。
斎藤元彦前知事の失職に伴う兵庫県知事選の告示は今月末で11月17日に雌雄が決せられます。今日は、斎藤氏を擁護する方々がひろゆき氏の言葉を都合の良い所だけ引用している件について少しお話してみたいと思います。
ひろゆき氏の言葉とは
ひろゆきさんが、15日に更新された動画で質問に答えられている内容は、兵庫県知事選挙を分析されていて、乱立していることで斎藤氏にも勝の目が出てきているというお話です。
実際にひろゆきさんが話しているのは、斎藤さんが勝つんじゃないかなと思っているということを現在の立候補状況を見て推測しているという感じです。状況的にはパワハラとかおねだり疑惑は出ていても、録音されているものや物的な証拠が無いという話と百条委員会で証拠が出ていないし、まだ確定していないというような趣旨が根拠になっていると思われます。アンケートの中身についても職員が言っているだけで証拠とまでは言えないというスタンスなのかもしれません。また、公約の着手率の高さや実際に進めていいた改革の中身を見て、その仕事ぶりも一定の評価ができるとしています。そうした業績に対して兵庫県民の方々が一定の理解と評価をしているので信頼されているのもあるだろうという趣旨でお話しされています。
擁護派の人々の思考
メディアはデマばかりであるという主張を繰り返すのが最近の斎藤氏の擁護派のコメントに多く見られます。
今回のネット界のカリスマ的存在であるひろゆき氏の発言を擁護派の方々はそれ見たことかとこぞって取り上げ、コメントとして投稿していますが、実はひろゆき氏は、兵庫県での告発問題が今よりも大きく取り上げられていた時期に次のようなコメントも残されています。
動画内でおっしゃっていた言葉を聞き取りながら文章にしたものが太線の部分です。
「第三者が内部告発をした時に誰が内部告発をしたのかというのを調べようとした、これは明確に悪いです。なのでそれに関しては僕は兵庫権知事というのはその内部告発をした人を調べようとすること自体が悪いよねだからそれは良くないよね。で叩くのであれば僕同意です。」
そうなんです。今回の問題の核心の部分をついているんですよ。
ひろゆき氏は、事実を伝えることに大変重きを置いている方だということは皆さんよくご存じかと思います。論破王としても有名ですが、実は事実をできるだけ正しく伝えたいというのがひろゆきさんのスタンスなんです。その事はいつも様々な場でお話になられています。
たまたま、動画内では結果として公約達成率98%とお話になって間違われていますが、これは着手率と間違えてしまっただけです。これは元の情報を斎藤氏が紛らわしく、勘違いする形で公表していたことにも関係しますので、ひろゆき氏の揚げ足をとるのはやめましょう。
状況分析として、乱立したら現職の元彦か新しい元彦じゃない候補かの選挙になった時に元彦以外が票が割れるのは当たり前ですし、ある意味そうした危機感を発信してくれているように私は思えてきます。
パワハラとおねだりの件も大変重要ではあるのですが、公益通報者を保護しないという法令違反を犯していることについて厳しい指摘をしてくださっていることは大変重要です。
都合のいい所だけコメントを拾っているのではなく、この一点のみで県の最高権力者が法律に基づかない行政をしていることが問題なのです。
今回の選挙は、自分を告発した人物を独裁者が粛清する様な事態を皆さんは許すのですか?という問いかけの選挙だと言えます。
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