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635 一般論を語る斎藤知事と県警トップとして明確なメッセージを出す村井本部長

はじめに

共産党の小池晃議員の動画配信をご紹介します。国会議員の方でこうして兵庫の問題特に竹内議員の訃報に際して声明を、YouTubeで発信していただいている方はそう多くはありません。
党派を超えて、主義主張を越えて、私は小池晃議員のこの問題を誠実に訴えてくださっている言葉や立花氏の発言に対する批判を皆さんにも知っていただきたいと思い今日のコラムの冒頭で紹介しております。

斎藤元彦氏の囲み取材より

斎藤氏が竹内氏に囲み取材で送った言葉は、大変簡素なものでした。到底、弔辞とも哀悼のご挨拶とも思えないような稚拙な文章にその思いの深さ浅さをおしはかることができます。
その後の記者からの質問の中に、SNSの誹謗中傷に関する対応について、質問というよりも知事に指摘する様な内容がありました。今回の立花氏の動画配信やそれまでの言動の中で、竹内氏は警察の捜査を受けている、逮捕が近いなどと言った話をしていました。そもそも兵庫県警本部長の言葉にもあったように、任意の事情聴取を受けていたことも逮捕の予定も、嫌疑も一切かかっていない、存在していないわけですから、立花氏や須田氏、その他何人かのインフルエンサーによる竹内氏に何らかの嫌疑がかかっているとの配信は、完全なデマであったということが明らかになりました。
結局まったく捜査も行われていなければ事情聴取もない、逮捕など毛頭ないということです。死者を冒涜する様なこうした行為は事実無根のデマの流布以外の何物でもないのです。立花氏自身は、自己のデマを正当化する様な動画と共に動画の削除や謝罪のようなものを配信していましたが、根本的な問題点である、自宅に押し掛けるような発言や犬笛を吹いたかのような行為については全くの謝罪をしていません。

またお友だちの弁護士がフォロー

立花氏の問題を棚上げにして、とにかくフォローに躍起になるお友だちの弁護士は、竹内氏を更に辱めるような動画を配信しています。明らかなデマを流布して、虚偽の事実を摘示しています。死者に対して名誉棄損する行為そのものです。
故意であるかが要件になる点についても、都合のいいように法律を解釈し、間違いであった行動でもなんでも法的に問題が無ければこのような行為が行われても問題ないかのような発言を繰り返しています。

また観ていない斎藤知事

ここまで、問題が重大な事案に発生しているにもかかわらず、斎藤知事は立花氏の配信している問題の動画を確認もしていません。大切な県政を担う者の1人として竹内さんを認識しているとしたら、彼はきっと問題の動画で立花氏がいかに竹内氏を誹謗中傷する様なデマを発信しているのか、また、県知事として県警の捜査に関する事実無根の情報を垂れ流している人間について遺憾の意を示さなければいけません。
しかし、斎藤元彦氏には一般論を語るばかりで、その意思はなかったようです。相変わらずの従前のSNSの使い方の一般論のみを語っていました。

その斎藤氏の不甲斐ない発言にかわったSNSのよるデマの拡散を止めるために踏み込んで発言してくださったのが、兵庫県警トップの村井本部長です。

「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」とデマを流布した立花氏に対して村井本部長は、昨日「竹内元議員について任意の調べをしたこともないし、ましてや逮捕するというような話は全くない」と県議会警察常任委員会という公の場で全面的に否定する答弁を大変に強い言葉で示されました。

基本的に個別案件の捜査について言及することは差し控えている県警の姿勢を示した上での異例のこの言葉は、本当に重要な内容でした。また、今回の事案を「特殊性」があるとして答弁されたことも大変に重要な視点となります。特殊も特殊、立花氏は、今回のデマを流布している人物は、現在兵庫県警の捜査対象であり、任意の事情聴取を受けている当人だからです。竹内氏に浴びせた捜査を受けている、逮捕が近いなどと言ったデマの内容と酷似した状況を自身が実際に体験しているわけです。

県警本部長が述べた「全くの事実無根で、明白な虚偽がSNSで拡散されていることについては極めて遺憾だ」という言葉は本当に重く、そして正義感のある決意の言葉にも聞こえました。
「県警のトップとして明確なメッセージを出すことで、誹謗中傷を止めたかった」と語る、村井本部長の言葉に斎藤元彦兵庫県知事との格の違いを感じたのは私だけでしょうか。


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