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469 人生おもしれぇっす

はじめに

パリオリンピックから新競技となった「ブレイキン」が大注目を集めています。テレビで観戦していても、他の競技にない面白さと熱さが視聴できる感じで、興奮できる種目だということを改めて認識しました。
そんな中、日本人選手のダンスが世界からも注目されています。衝撃パワームーブ連発で会場魅了した19歳のHIRO10さんですが、世界王者との対戦でした。敗戦したものの会場は異例の大ブーイングでした。

日本人にとっての踊り

日本各地に様々な踊りがあります。ソーラン節、花笠踊り、盆踊り、などなどそれこそ多様です。私たちは、古くから踊るという行為を大切にしてきました。先祖の魂を鎮める踊りや豊作を祝う踊り、大漁を祝う踊りなどそれはその地域の人々の共感の中で一人で時にはみんなで踊ってきたのです。
オリンピックでブレイクダンスが正式種目となったことは、もしかするとこうした踊りと人々の繋がりから見ても必然だったのかもしれません。ブレイキンが今後も様々な国で、いま以上に人気種目になりそうな気がします。

大ブーイング

ブレイキンの採点は、9人のジャッジによって行われます。採点基準は「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」の5つと複雑です。
採点競技ですから、多分にジャッジの主観も入ることが特色でもあります。HIRO10さんのダンスを高く評価してくれた観客からは、不服を示すブーイングが巻き起こったというわけです。
一躍、世界の舞台で注目を集めることとなったHIRO10さんですが、試合には負けましたが、今の彼が持っているすべてを出し切ったダンスを見た若い世代が大きな影響を受けたことは間違いありません。
彼のダンスの大きな動きは、ダンスに熱中している多くの人々の心にもきっと力強いムーブメントを巻き起こしたことでしょう。

人生の面白さに気づく

素敵な涙と「人生おもしれぇっす」という一言に心の奥が熱くなる気がしたのは、たぶん私自身が何かに挑戦したいという心があるからだと思います。人生を面白く生きるのは自分であるわけですが、オリンピアン達は必ずインタビューでこれまでお世話になった人や支えてくれた人、応援してくれた人に「ありがとうございます」とメッセージを送ります。
人生を楽しむためには、周りの人の支えや応援に気づき、感じた心を感謝の言葉や姿勢で示していくことが大切なんだと思います。勝ち負けがあるものですがそれを超えたものを強く感じることができてよかったです。

受験生のみんなも、自分が高まる瞬間を楽しめるような勉強を積み重ねていってほしいと思います。その時に周囲への感謝を忘れないことが大切です。

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