飛び交う「久しぶり!」4年ぶりの夏祭りは再会の場所だった
みなさま、こんにちは!
ダイバーシティ工房が運営するコミュニティスペース「地域の学び舎プラット」でインターン生をしている、中込です。
8月に、プラットでは夏祭りを開催しました。
地域の子どもたちに開いて行う夏祭りはプラットの恒例行事ですが、2年ほどはコロナ禍の影響により中止、昨年は規模を縮小しながらの開催でした。外に開放し色々な方に立ち寄っていただける規模での開催は4年ぶりとなりました。
当日は、じりじりと刺すような日差しが続く天気のなか、50人以上の方にお越しいただきました。来場者の靴がプラットの玄関には入りきらず、ドアの外にはみ出す勢いで並ぶほどの、大盛況でした!
屋外では、ヨーヨー釣りとコイン落としのコーナーを開きました。
ヨーヨー釣りは、プールに浮かべたカラフルなヨーヨーが涼しげで、子どもたちから大人気でした。
屋内には、型抜きとお菓子釣りの2つの遊びコーナーを設置。
ここで初めて「型抜き」を見たという子もいました。それでも、うまくいくコツを教わると、楽しんで参加してくれた様子でした。
また、室内ではスタンプラリーも行いました!あちこちに消しゴムスタンプを設置し、すべてのスタンプを集めた方にはお菓子をプレゼント。消しゴムスタンプは、普段プラットに通う子どもたちが彫ってくれたものを使わせてもらいました。
こうして、プラットの夏祭りは終了しました。予想以上の来場者数でしたが、特に大きな事故や怪我もなく、無事に終われたことにほっとしています。
改めて当日を振り返ると、印象に残ることが2つありました。
1つ目は、夏祭り中、「久しぶり!」の声を沢山聞いたこと。
この日初めてプラットにお越しくださった方ももちろんたくさんいました。それと同時に、以前プラットで共に過ごしていた人や、昔何かしらの関わりがあった人同士の、再会の場にもなっていたように思います。
背が高くなったこと、大人っぽくなったこと、変わらず元気そうであること。あちらこちらで、再会を喜ぶ会話を聞きました。また、進学や就職についての近況を語り合う姿もありました。そんな何気ない様子が、印象に残っています。
いつも一緒にいるわけではないし、頻繁に顔を合わせるわけでもない。けれども、こうして再会を楽しめる場所や関係があることも、「ひとつの安心の形」であるように思います。
もう一つ、インターンの私の視点で印象的だったのは、職員や学習教室のボランティアさんだけではなく、かつて学習教室に通っていた子や以前私と同じように大学生として関わっていた元インターン生なども含め、色んな人が今の立場に関わらず垣根や役割を越えて場が作られたことです。普段は工房の他の事業部で働いているスタッフも加わり、初めまして同士の人も少なくない運営環境でした。
そんな中、自分の持ち場の準備や片付けが終わると他のブースへ行き「できることありますか?」と声をかけあう光景があり、この場にいる全員で夏祭りを作っていることを感じました。
関わる時期が違っても、プラットという一つの場所を通してみんながこの感覚を持っていること。それがプラットの”らしさ”であり、プラットに関わる人の”らしさ”なのかな、と感じました。
「久しぶり!」と言える人がいる場所。長く来ていなくても、何かのきっかけで気軽に戻ってくることができる場所。
プラットは、こういうあり方もできる場所なんだな、と夏祭りの光景を見ながら感じました。
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