「立川談春」セカンドライフを愉しむ 〜60歳からの人生のキャリア〜
先日の休日 立川談春さんの独演会に行ってきました。
年齢とともに趣味趣向は変わってくるもので、以前はさほど落語の高座に足を運ぶことはなかったのですが、少しでも興味のあることには、観たり、聞いたり、参加してみようと最近意識しています。
談春さんを知ったのは偶然 NHKBS で長岡花火大会の中継にゲストとして出演されていたのを見て、「なかなか粋なことお話しされるな」と感じたのがきっかけでした。
独演会ですので、勿論お一人 せいぜい1時間強かな と思っていたのですが、なんと2時間半近く演じられました。
まくらが最近の政治情勢から入り、さすが立川流の落語家だなと感じました。
ネタバレになるので、詳しくは書きませんが、最近の宗教団体に対する政治家の対応を風刺してました。
まくらだけで30分弱 談春さんが思っていることをそのまま口にしているので、すらすらと出てきます。まるで講演会のようです。
演目は 一席目 天災 中入後 ねずみ でした。
50代半ばということは、芸のキャリアもちょうどいい頃 年齢もさほどいきすぎず、本当に円熟の話芸でした。
落語というのは、突き詰めればやはり芸樹の域に達するものなんでしょうね。全くの素人の私でも、そう感じました。
改めて50歳代というのは、ビジネスマンであっても経験値も高く、と言って老ける年齢でもない。
それが一律に役職定年になったり、出向させられたり、自分の思い描いていたキャリアパス通りにならない方々が大部分でしょう。
私は、そこで考え方を変えて自分で舵を切る側に回るのも一つの方法だ、とご提案したいのです。
いや、自分にはその才能はない、会社が出向先まで見つけてくれたのだから、その路線に乗る、、、
勿論その考えを否定しません。しかし、自分の人生の船長は自分自身です。今まで築いてきた経験もあるでないですか。
それを生かして 輝けるセカンドライフを送るのも一つの選択肢だと思うのです。
今は 副業の可能性が高まっている世の中です。私がオススメするのが複業です。いきなり全部の収入を新たなビジネスに頼るのではなく、会社の方も継続しながら、自分のビジネスも見つける。
こうする事で、いきなりお金が無くなるリスクを避ける事が出来ます。
談春さんの落語を見て、ちょっと飛躍してしまいましたが、50代の可能性を再認識したのです。