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パパのご飯

学生時代、よく自宅で飲みますよね。冬場は鍋とかつつきながら。

そんなたまり場担当が、当時のごとう宅でした。夜中まで麻雀してたり、恋の話したてり、バンドの作曲MTしてたり。

懐かしいですね。アオハルですね。

そんな訳で、ホストとしてよくおもてなししていたので、割と自炊もしていました。ですので大人になってからご飯を作る事について、あまり苦手意識はありませんでした。

上手いかはさておきですが。

大人になって変わった”ごはん”観

2000年初頭、まだ男の料理って「こだわり」とか「オシャレの頂上」「モテ要素」みたいな感じで捉えられていました。それだけ男子が家の事をやるって、レアだったんですよね。

だからかな。「ごとうくーん、これ超おいしい!」とか言われると、調子乗って(笑)、スパイス揃えたり、やたらと横文字の料理を始めるんですよね。カルパッチョとか(笑)。

男って単純ですね(笑)。

後は手のかかる料理もよく作ってました。2日間、様子見ながら煮込んだりしたビーフシチューとか懐かしいなぁ。ワイン、ガバガバ入れたりとか。

そうしたコダワリの料理こそ、「男の料理」である!というイメージを当時は持ってました。

でもね。今考えると「男の料理」と「パパのご飯」って違うなと

コダワリより一般性 見た目より中身 スマートより泥臭さ

パパのご飯は「家族」が食べる前提で作ります。そうなると、栄養士ではありませんが、栄養価というものを気にします。体をつくるということもありますし、何より給食の場であまり好き嫌いが多くてもなぁ…ということもあり、「バランス」を考えるようになります。

味付けもそう。お酒のつまみに丁度良かったりとか、濃いめの味付けで作ると、特に子供は食べないわけではないんですが、食いつきはあんまり…って感じかな。

対して、「男の料理」は「オトナのソロ活動」って領域だなと。コダワリの味付けとか、カフェ顔負けの見た目とか、とことんまでやれます。

でも、そのこだわりを日常の家事に入れ込めるかと言ったら、まぁ”無理”だなと思います。
※中には入れ込めちゃう達人もいますけどね!

高くてレアな食材だったり、己のプライドをかけたり~というよりも、冷蔵庫にあるものでいかに工夫できるか。一人より全体の事を考え、最適化した献立を組めるか。そういう「ありものの利用」スキルの方が、パパのご飯には大切だったりします。

オシャレさとかよりも、バランス。家族のことを踏まえた最大公約数の味付け。そうしたポイントのレベルを昇華していくことが大切。

例えばカレー。僕自身の好みを言えば「辛い」「煮詰めている(野菜とか溶け込んでサラッとしてない)」「出来ればスパイスから作りたい」ってのはありますが、時間も手間もかかります。ですので、如何に市販のルーを使い、家族が喜んで食べてくれることと僕の好きなポイントを両立させるかを考えます。
※ですので、最近は野菜系(玉ねぎとかニンジンとか)を「おろす」というセクションを設けてます。

もちろん、失敗は多々ありますけどね(笑)。そうして磨いていくものですから。

まとめると、パパのご飯は「家族の体調や冷蔵庫の状況を勘案し」「その時のベターな食事をバランスよく提供する」ものであり、そこをいかに「おいしく・楽しく」プロデュース出来るかが大切だなと。食べることは勿論ですが、その場をどう作るかも大切だなと。

少なくとも僕はそう捉えてます。

そんな「パパのご飯」をテーマにした講座も、8月に地元近辺で開催が決定しました。僕は作りませんが(笑)、僕のパパ友で、カフェを経営されている方とタッグを組んで開催します。

興味がありましたら、花巻市へお問い合わせください。

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