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『GameSir Tarantula Pro』~PS形状で、ボタンがNintendo Switch配列とXbox配列の切り替えが物理的に出来るハイブリッドコントローラ~【変態ギミック】
今回は、ガジェット紹介、初のゲームコントローラーのレビューになります。GameSirさんからのご提供でお送ります。
GameSirってどんな会社
今回、ご提供いただきました企業様『GameSir』さんは、コストパフォーマンスに優れたゲームコントローラを主に提供している企業です。
今回ご提供いただきました『Tarantula Pro』のようなPlayStation形状のものから、Xbox形状のもの、スマホを挟み込み、Switchのような形状にするもの等、多種多様なコントローラを販売しています。
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GameSir Tarantula Proの特徴
形状
今回ご提供いただいた『GameSir Tarantula Pro』は、アナログスティックが左右両方とも下に配置してある所謂、Playstation形状のものになります。ボタンの表記は◯✕△▢ではなく、ABXYの表記になっています。
価格
コントローラ単体での販売のほか、充電ドック付きのものも販売しております。お値段は単体で¥11,200円、充電ドック付きのものが¥12,800円となっております。
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対応OS
対応OSはPC、switch、ios、Androidになります。
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接続方法
Bluetooth、2.4GhzUSBアダプタ(ドングル)による無線接続、そして有線接続に対応しています。
ポーリングレート
有線接続では、ポーリングレートは1,000Hzです。
ポーリングレートは1秒間に何回信号を送るかという事を表しています。1,000Hzだと、1秒間に1,000回信号を送っています。
反応速度や入力遅延に影響する数値であり、格闘ゲームやシューティングなどに影響します。
アナログスティック
アナログスティックは、ホールセンサー形式です。これは従来のポテンショメータ形式と比較して、耐久性が高く、アナログスティックが勝手に動く、所謂ドリフト問題が起きにくいです。
ポテンショメータ形式は、コントローラの一部を物理的にセンサーに接触させることで反応しますが、このホールセンサー形式は、アナログスティックの位置を読み取ることで反応する非接触タイプであるため、摩耗がありません。そのため、耐久性が高くなっています。
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アナログトリガー
このホールセンサー形式は、L2、R2ボタンのアナログトリガーにも使用されており、どれだけ深くトリガーを押し込んだかを検知することが出来ます。トリガーを押し込む深さが必要となるレーシングゲーム等で重宝します。
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また、このアナログトリガーは、マウスのようなカチカチっとしたヘアトリガーに切り替える事も可能です。特にアナログトリガーの押し込む深さが不要なゲームの場合は、お好みで選択してください。
フェイスボタン
フェイスボタンは、先程も触れた通り、ABXY表記です。そして、このコントローラーの最大の特徴かつ大人も子どももお姉さんも魅了するのが、ボタンの配置が物理的に切り替わるギミックです。
所謂、Nintendo Switch形式のボタン配列とXbox形式のボタン配列に切り替えてくれます。
こちらに関しては、実際に本体を触れながら確認したいですが、これは良いですね。遊び心と実用性を兼ねたギミックと言えます。
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好きな機能に割り当て可能なボタンが9つ
このコントローラに配置されているボタンのうち、好きな機能に割り当て可能なものが9つもあります。
まず、背面の2ボタン、これはPlayStationタイプのコントローラの場合は、中指が当たる部分ですね。比較的押しやすそうな箇所ですね。その分、誤って押すこともあるかも知れません。そのため、このボタンは背面のスイッチでロックすることも出来ます。
全面のV字ネックみたいになっているところに並んでいるC1~C4と書いてあるボタンにも機能を割り当てられます。
初期状態では、左側のC1、C2はセレクトボタン、右側のC3、C4はスタートボタンに割り当てられているようです。
正直、中央によっている3つのボタンよりも押しやすい位置にありますので、このままでも良いような気もします。
そして、このコントローラの上部にある“GAMESIR”のロゴがあるパーツもボタンとなっています。正面から押すことで1ボタン、上部から左右に押すことで2ボタン、合計3ボタンあります。この位置は、押しにくい位置かと思われますので、あまり使わないボタンを割りあてるのが良いでしょう。
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NFC機能(Amibo対応)
NFC機能もあります。SwitchでAmiboを使う事も出来ますね。
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開封
では、開封です。化粧箱は、コントローラーの写真と充電ドックが大きく載ってあります。
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蓋を開けるとこんな感じです。
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コントローラー本体です。素材は樹脂素材で、高級感があるわけではありません。持った感じはそこそこの重さがあり、密な感じを受けました。
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充電ドックはコントローラーに接触する部分はブラック、足の部分は透明(クリア)になっています。
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充電中はこんな感じに光ります。
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付属品は、ステッカー、何かの合格証、無線接続のためのUSBドングル、USB TypeA to Cケーブル、取り扱い説明書(日本語対応あり)になります。
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各種ボタン
電源ボタン
中央の大きなボタンが電源ボタンです。電源ボタンを押すと各種ボタンが光ります。光ると、また印象が変わりますね。ちなみに、この光のオン/オフや光り方については、パソコンやスマホの専用ソフトで変更することが出来ます。
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十字キー
十字キーはカチカチというクリック感があるメカニカルスイッチのタイプです。
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A BXYボタン
A BXYボタンは丸みを帯びていて、遊びが少なく、しっかりと押した感覚があるタクトスイッチのボタンです。
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C1~C4ボタンと“GAMESIR”のロゴがあるボタン
自由に機能を割り当てることが出来るC1~C4ボタンと正面上部の“GAMESIR”のロゴがあるボタンはカチカチとクリック感のあるボタンです。“GAMESIR”のボタンは正面からクリックと上部の左右にクリックする3つのボタンになっていますが、上部からは若干押しにくいです。
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メニューボタン
メニューボタンはやや小さいと感じました。押し込むタイプのボタンであり、静音性が高いタクトスイッチのボタンです。小さいので少し押しにくいのと、その両サイドのC1~C4ボタンを誤って押すことがありました。とはいえ、初期状態でメニューボタンの機能は、左右のC1~C4ボタンに割り当てられているようなので、そのままでも大丈夫かと感じました。
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ショルダーボタン(L1、L2、R1、R2)
L1、R1ボタンは浅めのクリック感があるタイプ、L2、R2は初期状態ではトリガーボタンになっており、ストロークのあるタイプであり、ストロークの位置を感知する必要があるゲームにも対応しています。
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このL2、R2ボタンは背面にあるスイッチを切り替えることで、ストロークのないクリック感があるメカニカルスイッチのタイプに変更することも出来ます。
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グリップの背面にあるボタン
グリップの背面にある機能ボタンですが、こちらは浅いタクトスイッチのタイプです。持ったときに中指が当たる位置にあります。
もしこのスイッチが不要の場合、その隣にあるスイッチで、ボタンを押し込めないように固定することも出来ます。
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ペアリングスイッチ
コントローラーの底面には、Bluetoothのペアリングボタンがあります。
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ボタンレイアウトの切り替えギミック
さて、この製品ならではのギミックですが、A BXYボタンのレイアウトをNintendo Switchタイプのものから、Xboxタイプのものに切り替える事ができます。
初期状態では電源をいれるとカラフルなXboxタイプのレイアウトになっています。
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中央の電源ボタンとABXYの上に配置のあるボタンを長押ししてみます。
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すると、XとYボタン、AとBボタンが入れ替わり、Nintendo Switchのボタンレイアウトになります。また、Xboxのときはカラフルな光り方でしたが、Nintendo Switchタイプの場合は、白色のみで統一されています。
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再びXboxタイプのボタンレイアウトに戻す場合は、中央の電源ボタンとABXYの下に配置のあるボタンを長押しします。
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すると、再びXboxのボタンレイアウトに切り替わります。
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重量
重量は264gです。
Nintendo Switchのプロコントローラーの重さが246gなので、若干重い感じですね。
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パソコンやスマホでの設定
パソコンやスマホに専用ソフトウェアをインストールすることで、パソコンやスマホ上でコントローラの設定を行うことが出来ます。
ちなみにパソコン上では、BluetothやUSBドングルでの無線接続をした場合、ソフトウェア上でコントローラを認識してくれませんでした。
ですので、パソコン上で設定する場合、有線でコントローラを接続してください。
このソフトウェア上では光り方、トリガーボタンやアナログスティックのデッドゾーン(所謂遊び)の調整や、ボタンの割当等、細く設定することが出来ます。
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総括
ゲームコントローラは、初めてレビューをしてみましたが、一つ一つのパーツで新しい技術使われていたり、面白いギミックがあったり等、奥が深いですね。
コントローラーといったらHORI(かつての“ホリ電機”)というイメージしかなかった自分としては、GAMESIRさんのような中国企業が提供するコスパの高い製品には、驚かされます。
アナログスティックに使われているホールセンサーの技術や、各種ボタンの機構の違い、マクロ機能、ホールディングしやすい形状、スマホやパソコンと接続することにより各種ボタンの割当が自由に出来ることなど、技術やアイデアが詰まってますね。
また何かの機会があったら他の製品もレビューとかしてみたいと思いました。