海に抱かれたアイラ島の女王「ボウモア」との刺激的な夜。
スコットランドのアイラ島の蒸溜所で作られる「アイラウイスキー」。
製造過程で、モルト(大麦麦芽)を乾燥させるために焚くピート(泥炭)がアイラウィスキーの個性の決め手。アイラ島のピートには海風が運んだ海産物が多く含まれ、「潮風が香るヨード」、「薬品」、「正露丸」などの匂いと表現される、独特な香りが特徴です。
そのアイラ島のボウモアという村の海に面した蒸留所の貯蔵庫で熟成されるウイスキーは、常に海からの湿気と潮の香りに包まれている、正に”海に抱かれたウィスキー”。エリザベス女王が訪れたこともあるアイラ島最古の蒸留所であるボウモアの上品な味わいは、「アイラの女王」と称されています。
ボウモアの個性を味わいたくて、香りを感じやすいグラスで炭酸割りに。
程よいスモーキーなピートの香りと気高く上品なフルーツの香り。ダークチョコレートのような深い味わい。長く続く余韻。
ラフロイグなどと比べれば、ピート香はかなり控えめとはいえ、ジョニ黒などよりもスモーキー。
グリラーに切った野菜と肉を並べて、塩コショウして、ローズマリーをのせて、レンジで5分チンして、グリルで7分焼きました。
庭から摘んできたフレッシュなローズマリーの香りと、ボウモアのほどよくスモーキーな香りが合わさって、とても刺激的な晩ごはんになりました。
経営難でオーナーが転々と変わり続けたボウモア。
1994年にサントリーの子会社となっていたんですね。