スーパーや近所の酒屋で買えるニッカウヰスキーでフルコース。食事に合わせて4銘柄を楽しんでみました。
私が学生時代、カフェバーやディスコティックでのトロピカルカクテルブームでスピリッツ類を買い揃えて自宅でも友人たちと楽しんでいました。
ウィスキーというと、バーボンが流行って、粋がってIWハーパーを飲んでいたのですが、「ニッカ フロム ザ バレル」に出会い、ほれ込んで、ニッカウヰスキーの製品は、この銘柄ばかり買っていました。
時を超えてYouTubeで「ブラックニッカ 」や「スーパーニッカ」を紹介する動画をいくつか拝見し、近所のイオンの店頭に置かれている銘柄を買って、夕食に合わせてみました。
1000円台とは思えない深い味わい:ブラックニッカ スペシャル
前菜は、大根と人参の”なます”に、信州で自ら軒先に干した干し柿のスライスを和えてみたもの。
合わせてみたのは、「ブラックニッカ スペシャル」を、テイスティングを兼ねながら、ストレートで。
商品ページには以下のように記されています。
なますの甘酢の上で引き立つ干し柿の旨味が、ビターチョコレートのような香りとカフェグレーンの味わいによって引き立てられる感じがしました。
炭酸割りをシャンパン・グラスで:ブラックニッカ ディープブレンド
スモークサーモンとカマンベールチーズ入りポテトサラダには、「ブラックニッカ ディープブレンド」を。
炭酸割りを、シャンパングラスで飲んでみました。
甘く豊かな香りに対して、味わいは甘ったるいことが無く、ピートの香りを含んだ心地よいビター感が、炭酸の酸味に包まれて、スモークサーモン、黒胡椒に合って、とてもおいしくいただくことができました。
”スパークリング・ウィスキー”、新たな楽しみを発見することができました。
華やかな香りとピートの香り、ウッディで甘い樽熟成香「スーパーニッカ」
ローストポークには「スーパーニッカ」をロックで。
スモーキーな味わいが、ジューシーなポークの旨味をさらに引き立ててくれます。
1962年に発売された「スーパーニッカ」は、若いころは高嶺の花。
創業者の竹鶴政孝氏が自らブレンドを手掛けたニッカウヰスキーのブランドの中で、現在も販売しているものは「スーパーニッカ」のみとなっているそうです。
2009年にリニューアルされた「スーパーニッカ」。最大のポイントは“香り”。
余市蒸溜所の“新樽貯蔵原酒”を加えることで、従来以上に、甘くてやわらかい香りが漂う、香り豊かなブレンデッドウイスキーに仕上がっているとのことです。
シェリー樽モルトの甘い香り:「ブラックニッカ リッチブレンド」
デザートはヨーグルト。冷凍しておいたイチゴとグラノーラを乗せて。
合わせてみたのは「ブラックニッカ リッチブレンド」。
シェリー樽モルトとカフェグレーンによるスイートな味わいと、ドライフルーツのような果実香とおだやかな樽の香りが、イチゴ、グラノーラ、ヨーグルトが持つ甘みを引き立ててくれます。
二杯目はロックにしてみると、フルーツのように爽やかな甘い香りが際立つように感じました。
食前、食中、食後までフルコースでウィスキー
以上、夕食に、近所のスーパーや酒屋で購入できるリーズナブルなニッカのブレンド・ウィスキーを、私なりに合わせてみました。
食事にワインを合わせると、一人ではボトルを飲み切ることができず、残ったワインは料理に使うことになるなど、コスパが。。。
アルコール度数が高いウィスキーならば、開封後も大きく劣化することなく長い間楽しむことができるため、複数の銘柄を料理ごとに合わせることができます。
さらには、ストレート、トワイスアップ、ロック、水割り、ハイボールなど、食べるものに合わせてアレンジのバリエーションがあるのもウイスキー。
食前から食中、デザートに至るまで、さまざまな香り、味わいをもつウイスキーを、楽しんでいます。