ディスクに力を与えるには。
長年フリスビーを投げていると、まさに呼吸をするように投げることができる。上手に投げられるかどうかはさておき、実際にそうなのである。
しかし最近、あることが気になってきた。
ディスクに力が伝わっていない。
これは大問題である。
ディスクに力が伝わっていない。つまり、飛ばない。飛ばないから、力を余計にかける。精度が落ちる。体に負担がかかる。怪我をする。
これは昨年の10月に山形のトレーナーの菊地さん(経歴などは以下URL)に相談したときに、気が付いたことで、ディスクに力が伝わっていないということではなく、アルティメットをするときに、足の力が地面に伝わってないと感じると伝えたところ、角度と使い方の問題だという。
阻害要因を取り除くと、驚くほど楽に走れた。阻害要因を取り除くことが最初の一歩だと感じた。
それ以来、人の動作を観るたびに、阻害要因を探すようになった。もちろん自分のことも含めて。
一番感じたのは、ディスクゴルフのパットだった。たいていの人はディスクに力が伝わっていない。ディスクがべろべろしたりするのは問題ない。力が伝わっているかどうかがポイント。力が伝わっていると、最小限の動きでディスクは飛んで行く。無駄な動きがないからだ。
テイクバックをしながらもその反動を使えていない。使えていないばかりか制御してしまう。ディスクを離す瞬間こそ大切な瞬間なのに、その前に力を抑えてしまう。だから余計な力が加わって精度が落ちる。精度が落ちるから余計に力を入れてしまうの繰り返し。
それでは、どうしたらディスクに力を与えられるか。
脱力である。
脱力こそすべて。
脱力して、力を足し算していくのである。
それに加えて、足で地面に力を与えたように、角度と使い方である。
ディスクに力を与えるにはどの角度なのか、どう体を使ったらいいのかをまずは映像などにとって観察すべきである。
さらに、上手な人も観察するいい。YouTubeにはたくさんの見本があるのでぜひ。
僕の推しはもちろんサイモンリゾット。力の伝わった素晴らしいディスクをご覧あれ。