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なんでロゴをつくるのよ。

📎DISCOVERY製ガレージキットは造形物だけでなく、キットのパッケージもDIYで制作しています。
今回は商品ロゴにスポットを当てました。


📐十人十色

DISCOVERY製ガレージキットを購入いただいた方々からはパッケージについてもご好評いただいております(ありがとうございます!)。

今回の記事ではパッケージの商品ロゴに注目してみます。そのメイキングやいかに。

手書きやフォント加工、トレースしたものまでさまざま

画像は販売したガレージキットのロゴ。系統立てず十人十色なデザイン。これでもかってくらいの力の注ぎようを感じていただけると思います。

▼ガレージキットって何ですか?


🤜なんでそこまでやるの?


DISCOVERYガレージキットで商品ロゴをしっかり作るねらいは3点です。

  1. キットの演出

  2. ホスピタリティ

  3. よりよいものを

『1』の演出は、購入者自身がキットの物語や世界観を自由に設定できる余白を残しつつ、キットをより魅力的にすることです。また、タイトルを言葉に発した時の音の響きを視覚化する試みとしてロゴがあります。

『2』は購入者が手にした時のワクワク感や満足感を感じてもらえて、キットを組む・塗る工程を、より楽しくできると思います。価値を高める効果を期待しています。

『3』は現状のDIYでできる、よりよい商品づくりのひとつです。(造形力やパーツ構成の向上など重要なことは承知の上で)

総じてロゴは、キットをより魅力的にする、引き立てる役と捉えています。


🎉たとえばHumpty Dumptyの場合

制作実例に、ガレージキット「Humpty Dumpty」のロゴデザインを挙げてみます。こちらは夏の発売に向けて進行中のキットです。

この商品では「フォントに頼らない」ことを前提にロゴデザインをスタートしました。
ちょうど、菅谷晋一氏のデザインクリエイティブに触発され、自分のデザインワークにも反映させたかったので、菅谷氏が動画でも語っているように、エラー感をキーワードにデザインしました。

▼ザ・クロマニヨンズ×菅谷晋一 デザインクリエイティブ ビハインドザシーン

工作はもちろんですが、ジャッジの仕方は勉強になりました。

版画用のインクを使ってインクの”溜まり”も味わいに

竹ペン(割り箸を削ったやつ)で何回も書く。
トメやハネでできるインク溜まり、コントロールできない掠れなどボールペンや筆ペンとは違う表情があります。

いつもラフスケッチを書いた後、トレースや編集しますが、今回はノープランで手を動かすことに集中。
コツを掴んで要領良くなってくるとエラーにならないので、頃合い見て止め。撮影後、具合のよいものをPhotoshopで組み合わせて、Illustratorでオートトレースしました。

フィルター処理を少量適用させて完成したものがこちら。

制作はモノクロで作ることが多いです

フォントに頼らず、エラー感のあるデザインができたと思います。このロゴを掲げた「Humpty Dumpty」ガレージキット化が凄く楽しみです。

今回は、DISCOVERY製ガレージキット商品ロゴのねらいと実例を紹介しました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


▼Humpty Dumptyの原型

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