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【わたしの推し本】子どもが社会人になったら贈りたい1冊。(編集部 小石)

7月20日より全国の書店さまにてご展開予定の「編集者の推し本フェア」。
この記事では、店頭POPよりももっと熱い「推しポイント」を、各書籍の担当編集者がお届けします。


◎この本を簡単に説明すると…

世界中で1000万人以上に、80年にわたって読み継がれている自己啓発書の金字塔『人を動かす』を読みやすく「超訳」した本です。
職場・学校・家庭で円満な関係を築き、大きな成果を上げるための人間関係の原則について書かれています。序文には「人間の本質を理解し、人とうまくやっていき、人に好かれ、人に賛同してもらう方法を紹介する実用的な本」と書かれていて、本当にこの一文そのままの内容です。

1ページで1項目の解説をする形式なので、どこからでも読めるのが本書の特徴。毎日寝る前に1項目だけは読むと決めて、夜のルーティンにしてみるのもおすすめです。

◎こんなあなたに届けたい!

・人間関係でなぜかトラブってしまう
・友人を作りたい
・今年社会人になった
・円満な夫婦関係を築きたい
・仕事で成果を上げたい

上記のような悩みを解消するヒントがたくさん詰まっています。
社会人になったばかりの人には、特におすすめです。本書の内容を頭に入れておくだけでも、一目置かれる存在になれるはずです。
私も、自分の子どもが社会にでたら、1冊プレゼントしたいと思っています(まだ小学生ですが)。

◎編集中や発売後の裏話

本書を担当したのは、ディスカヴァーに中途入社して2~3か月後ぐらいでした。入社する前は、ダイエットや料理、お片付けなどの生活実用書を中心に出版している会社に勤めていたので、自己啓発書は読むのも編集するのも初めての経験! 

『超訳 人を動かす』の文庫化なので、ゼロから本を作るときほどの編集作業はありませんでしたが、それでも緊張したのを覚えています。しかも、古典的な超有名タイトルですから、「こんな私でも読めるのか……」と不安になったものです。

しかし、そんな心配は不要でした。
「超訳」なので、とっても読みやすく、自己啓発書を読んだことがなかった私でも楽しく担当できました。こんなに勉強になることが書いてあるなんて、私は今までの人生で損していたなぁ~と思ったのを覚えています。

◎わたしの「推し」ポイントはここ!

とくに気に入っている言葉は、2つあります。

「自分がほしいことを相手に対してする」
「誰もが自分に最も関心がある」

2つとも言いたいことが似ているのですが、どちらも相手の立場になって考えると物事がスムーズに進み、いい関係が築けるといった内容です。ついつい忘れてしまいがちですが、人間関係の基本に立ち戻りたいときに思い出したい言葉です。

◎最後にお伝えしたいこと

全部で181項目あるので、お気に入りの項目がどれか一つはあるはずです。「はっ」とさせられることもあるかもしれません。繰り返し読んでも飽きない普遍的な内容だから、買って損なし。ぜひお手に取ってみてください。

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