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【わたしの推し本】モヤモヤしたときに一読すると、心が整うヒントが見つかります。(編集部 原)

7月20日より全国の書店さまにてご展開いただいている「編集者の推し本フェア」。
この記事では、店頭POPよりももっと熱い「推しポイント」を、各書籍の担当編集者がお届けします。


◎この本を簡単に説明すると…

50の言語に翻訳されている世界的ベストセラー〝リチャード・テンプラーのRulesシリーズ〟の1冊。「うまく入っている人」の共通点を全111のルール(=行動基準)にまとめています。
本書には、“知られざる人生のコツ”は載っていません。
「当たり前だけれど、なかなか実行できない大切なこと」がだけが集められています。

◎この本が生まれたきっかけ

本書はRulesシリーズの2冊目です。1冊目が他社から発売されたまま、2冊目以降のシリーズは日本で刊行されていませんでした。ロンドンブックフェアへの出張でイギリスの書店を訪問したところ、どの書店でもシリーズが並んで大きく展開されており、シリーズの可能性を感じて版権獲得。シリーズでの刊行につなげることができました。
本書は2006年に『人生のルール』のタイトルで発売。その後、世界的ベストセラーになったことから改訂版が発売され、それに合わせて再翻訳、デザインも一新して作り直した1冊です。

◎こんなあなたに届けたい! 

すべての人に。特に「今ちょっとうまくいっていないな」「もやもやするな」「何か足りないことがある気がする」……などと感じることがあったら、ざっとでもいいので目を通してみることをおすすめします。
担当編集の私自身もなんども読み返しています。時々読み返すと、今の自分に必要な観点が必ず見つかって、すっきりした気分にしてくれるからです。
著者も言う通り、本書には「知られざる秘密のルール」は載っていません。それぞれは当たり前のことだけれど、日々に追われて忘れがちな大事なポイントばかりです。
本書のルールは、著者が自身の体験と身近な人の観察から見出したもの。しかし、世界50以上の言語に翻訳されていることからわかる通り、そのルールは世界共通で時代を通用するものです。どんな年齢や職業の方であっても、そしてどの国で暮らしていても大切なヒントが見つかります。

◎わたしの「推し」ポイントはここ! 

本書の最初のルールでもある「ルールを秘密にする」というルールです。本書に取り組めば、何かしら人生が変わり、必ず周囲から「何かあったの?」と聞かれるときがある。それでも秘密にしておくというのが、シリーズを通しての大事なルール。禁煙に成功した人と同じく、周囲にも同じことをしなさいと薦めるのではなく、淡々とやるべきことをやっていこうという著者の教えが気にいっています。でも、担当編集としては、口コミでこの本の良さを広めてほしい…とも思うので、ジレンマなんですけれど。

◎最後にお伝えしたいこと

著者は、旅行代理店やスーパーマーケット、レストランなど数々の職業を経験しながら、その間人間観察を続け、うまくいっている人の共通点をこのRulesシリーズにまとめました。代表作の本書に続き『できる人の仕事のしかた』『上司のルール』『できる人の人を動かす方法』『上手な愛し方』『できる人の御金の増やし方』『できる人の自分を超える方法』『賢い人のシンプル節約術』と数々のルールズシリーズが刊行されています。日々の自分の人生がうまくいっているか、チェックするのに最適のシリーズです。ぜひ手に取ってみてください。


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