【わたしの推し本】「言葉」と向き合う誠実さに、心が洗われる本です。藤井アナはTVの裏でもすごく素敵でした…!(編集部 安永)
7月20日より全国の書店さまにてご展開予定の「編集者の推し本フェア」。
この記事では、店頭POPよりももっと熱い「推しポイント」を、各書籍の担当編集者がお届けします。
◎この本を簡単に説明すると…
丁寧に視聴者を思いやる言葉が「心に染みる」「上司にしたい」と人気の藤井アナ。その裏にはストイックな努力と、入社以来27年間続けてきた「5行日記」の習慣がありました。
何を書き留め、どのように言葉と向き合い、自分の土台を作り上げたのか、藤井アナご自身の言葉で綴った一冊です。
◎この本が生まれたきっかけ
企画当初はコロナ禍真っ只中。心まで不安定になってしまいがちでしたが、TVの向こうから届く藤井アナの言葉や誠実さ、寄り添ってくださる声に、日々励まされていました。
なぜ藤井さんはあのような素敵な言葉がつくれるのだろうと思っていたところ、「入社以来、仕事の日記をつけ続けている」と書かれた記事をみつけ、その日記の秘密や日々のインプットとアウトプットの習慣を知りたいと、書籍の企画をいたしました。
◎こんなあなたに届けたい!
言葉のちからを磨きたい人に最適ではありますが、ただ単に疲れている人、ちょっと心の元気がない人、癒されたい人にもおすすめです。ホッとしますよ。
◎編集中や発売後の裏話
先ほど書いたようにステイホーム中だったので、打ち合わせはリモートで数回、その後はメールでのやりとりでした。藤井さんに聞いてみたい質問をリストにしてお送りし、そのお題に沿って原稿をご執筆いただいてさらに質問して……まるで往復書簡のようで、新たな原稿が届くたびにドキドキしたことを思い出します。
藤井さんの原稿は心地よいリズムと心にしみるメッセージでできていて、藤井さんの声で再生されるような読み心地です。手を入れるなんておこがましく、1%くらいしか修正のご提案をしていなかったかと思います。
◎わたしの「推し」ポイントはここ!
カバーの手書きタイトル!!!藤井さんの手書き文字です。味のある字をたくさん書いて送っていただいて、デザイナーさんに入れ込んでいただきました。
中身ももちろん大好きです。ほろりとしたりクスっとしたり、いろいろな気持ちになれるのですが、この「クスッと」肩の力が抜けるページのことを、藤井さんは「デザートがわりに」とおっしゃっていて、素敵な表現だな〜と感激しました。
◎最後にお伝えしたいこと
たくさんの感想を、老若男女の読者さんからいただきました。お仕事の課題からご家庭の悩みまでいろいろな状況に寄り添えたようで、伝え方の本なのに「涙が出ました」というレビューも多く頂戴しました。どのメッセージもとにかくあたたかく、この書籍が生まれてよかったなあと思えるものばかりで、仕事がつらいときに読み返すと元気が出ます。ご感想をくださったみなさん、ありがとうございます!
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