同居のギャップ~嫁か妻か~(1)
前回の食器編、かなり読んで頂いてるようでとても嬉しいです!
ありがとうございます!
実は私、新婚の頃に同居についてとにかく吐き出したくて専用のTwitterアカウントを作っていたのですが、その時もものすごい速度でFFが増えたのを思い出しました。
私は正直、姑とバチバチにやりあうタイプの嫁でした。
中身は今も変わっていないんですが、出し方とか気持ちの処理の仕方が変わりましたね。
それについても書いてみましょうか。
まず何よりも、嫁姑問題ってどんなにどちらかの主張が正しくても「否定」にしてしまうには重すぎる問題なんですよね。
だって相手は「相手のやり方」で長年やってきてるんですから。
それを「私と違う」「古い」「効率が悪い」という理由で否定までしたい人ってそんなに多くないと思うんですよ。
しかし上記の文章に対してだけでも
「そうは言ってもムカつく」「だけど認められない!」
みたいに思ってしまう人もたくさんいると思いますが、はっきり言ってそう思う&感じることって全く間違ってないんですよ。
だってそう考えてしまうのは本人個人の背景がある考えであって、是非を問うと何故か「一般的には」とか「普通は」っていう言葉が隣に来ませんか?
「(他の人=外の人から見たら)姑は敬うべきだ」って聞こえてしまうんですよね。
でもそれって自分以外の誰かにとって都合がいいだけだったりしませんかね?
実際姑にも嫁の時代があって、その時苦労したことを慣習というか試練というか一つの伝統みたいに語ってきたり、求められたり…。
うちの姑は「自分が苦労したから嫁ちゃん(私)にはそういうことしたくない」と言ってくれてたんですが、ある日かなり面倒な親戚づきあいについて旦那から「嫁は義理がないからやらなくていい」って言われた時に姑から
「私は嫁だから面倒でもやってきたけどね」
みたいな事を言われたんですよね。
つい率直な感想として
「何でお義母さんが嫌だったことを次の世代にもやらせるんですか?」
って聞いたんですよ。
そしたら時が止まったんですw
「だってそういうものでしょ」とか「嫁は我慢がつきものなのよ」みたいなことを言ってた気がしますが。
姑は義実家(舅の親類)に昔されたことを全く知らない私にまで何度も思い出しては愚痴るんですよね。
だからそれも指摘して
「本人たちのいない所で結局悪口言うことになるなら、妥協点探してお互い無理しなくて済むようにしたほうがよっぽど建設的なんじゃありませんか?」
って言っちゃったんですよね。
でも、ここで大事なのって「正しいからこうすべき!」って展開にしないことなんですよね。
切り分けて書いていくと、大きな問題としては
①「嫁としての我慢は誰にとって必要か?」
②「それは優先できる(すべき)状況・環境なのか?」
③「後腐れなく、次の世代に託せるものなのか?」
こんな感じでしょうか。
①に関しては、嫁本人が評価を求めていたり「良い嫁」でありたいと納得出来ていれば全く問題ないんですよ。
しかしこのご時世では夫婦の関係は平等であるのが一般的になってます。
私も「夫を立てたい」と頑張ることはありますが、ハッキリいって常にではありません。
ですがよく聞く「良い嫁」って夫より何かしら下であることを前提にされてません?
そして何故か夫の血縁に対しても下の立場であると求められますよね。
そこに対して30台の私たちでも嫌悪感あるんだから、これから結婚する若い世代がその立場を求められて喜ぶとは考えにくいんですよね。
②に関しては少しズレるかもしれないですが、
状況=「自分の家より他人や他家を優先できるか?」
環境=「通うことや手段に無理が生じないか?」
ってことですよね。端的だけど。
結論としては、正直現代では無理め。
だってみんな共働きですし、今の姑たちが私たちと同じ年齢だった頃って約20年~30年前でしょう?
世帯収入も消費額も生活スタイルも変わってるんだから、単純に休みがないし、家にいても仕事でできない掃除や家事や買い出しで時間がない。
何より、主婦としてやらないといけない事の優先順位が激変してるんだから。
独身でも盆暮れ正月全て帰れないのが当たり前になってきてるんだから、これは本人の気遣いや心構えの問題じゃない。
精神論じゃなくて物理。
③に関しては墓参りで考えるのが妥当だと思うんです。
遠いと通いにくいし、子供たちに手間かけさせたくないからってことで樹木葬やマンション型のお墓に移したり墓じまいする人が増えているそうですが、ほとんどの伝統的なものの伝え方や託し方って選べると思うんですよね。
今よりもよくなる方法があって、選択できるのにそれを選ばないっていうのは「残す側の都合」だと思うんです。
「残される側」のことを考えないと面倒だったり手間になるわけですし。
私は現在同居していますが、これらを踏まえて予め義実家に「私はこの人(夫)の妻になるために来ました。長男とはいえこの家はもともと本家じゃないので、二の次三の次でしか嫁として振舞えませんのでご了承ください」
と宣言しました。
幸いまだ姑が理解がある人なので何とかなっていますが、もし本家だったり家の問題があったりして「こんなこと私は出来ない!」とネガティブに思った人がいたら…。
一度、自分を大切にするために感情との距離感を考えてみるのがオススメです。
長くなったので次回に続きます。