ハイセイコー記念

　「白い砂」に変わっての初開催、時計がかなり遅くなることが想定されます、今までの大井の実績は一度捨てて考える必要がありそうです。
　「白い砂」はナイター映えを考えて導入されます。普通に考える砂よりも粒子が大きくグリップが効きづらいのが時計が掛かる要因だと考えています。
　そのため特に下級条件では飛びの大きな馬よりもピッチで回転数を稼ぐ馬のほうが好成績を収めやすい傾向にあります。

　実績は考え直すと言っても本命はダテノショウグン。ピッチ走方で白い砂に向いた走りだと思います。
　ハナを切る形が現状ベストだと思いますが、大外枠なので控えて外の番手でレースを進めることになるでしょう、速いというより勝負強い印象なので勝つ確率は高いと考えています。

　相手はピコイチ。ダテノショウグンの逆で強いというより速い馬。走り方からは適性はありそうだと思います、外枠も好都合でしょう。
　初めての多頭競馬をどうこなすかが問題で、揉まれ弱い馬を多く出すヘニーヒューズ産駒なのでここはやってみないと分からないところだと思います。

　ライゾマティクスは前々走は飛ばしすぎで終いバテましたが、前走はサントノーレの２着と力を発揮しました。
　控えてレースが出来きますし、実績から速い上がりが苦手なタイプの馬なので時計の掛かる砂になるのも良いでしょう。

　クルマトラサンは能力は高い馬ですが今回は厳しいレースになるかもしれません。
　今回は一気の距離延長、父・母の父共揉まれ弱さには定評のある血統、今回は初めて馬込みでレースを強いられそうと悪条件が重なります。
　これらを克服して勝つならば、全日本２歳優駿でも楽しみな１頭になるでしょう。

　前走逃げて変わったビッティンキバラ。多頭数外枠の今回も逃げられれば好走は可能でしょうし逃げられないと厳しい結果が待っていると思います。

　ドウザンは単純にスピード不足だと思います。

◎ダテノショウグン
◯ピコイチ
▲クルマトラサン
△ライゾマティクス
△ビッティンキバラ