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スタートアップに必要なのはスキルではない、と確信した話

はじめまして。
Direct type Webディレクターのtmrです。
Direct typeの中の人として、サービス企画を中心としたBiz Dev領域全般にかかわっております。
実は私、Direct typeの立ち上げた者でもあるんですね。
今日は、サービスを0から立ち上げた時に私が考えたことを記したいと思ってます。

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赤子を抱えた私に任されたのが、サービスの立ち上げだった(しかも未経験)…


まずは私の簡単な経歴をご紹介させていただきます。
新卒でOA機器の会社に営業として配属。ゴリゴッリの飛び込み営業で、西新宿の高層ビルの最上階から1階まで、(時にサボりつつ)ひたすらにピンポンしてました。
3年半ほど営業経験を積んだ後、キャリアデザインセンターに転職し、広告制作マンとして求人広告の制作にかれこれ13年ほど携わっていました。
2018年に現在のWebサービス企画の部署に配属され、何と配属された3か月後に産休(その節はご迷惑をおかけしました)。育休復帰とほぼ同時の2019年にDirect typeを立ち上げることになりました。
いや~。
産休復帰したとたん「0からサービス立ち上げろ」って、本当に厳しくとも懐が広い会社ですね。


よし、まずは仲間探しだ!


経歴を読んでもらうとわかる通り、Webサービスに関してはド未経験・ド素人の私が0からサービスを立ち上げることになったんです。
当時の私がまず最初に考えたのは、チームメンバーの選定です。
何しろWebサービスについて何もわからないどころか、サービス企画についても全くの未経験。エンジニアと仕事をしたこともありません。
当然、専門性の高い優秀なメンバーをチームに入れたいところです。
幸いなことに、Webサービス企画の部署には優秀なメンバーはおりました。

でも、でも、ですよ。
私はそこで結構グルグルと考えました。
私の本能が告げたんですね。ココ大事って。

0からサービスを作っていくって、結構しんどい、イヤ、かなりしんどいよね。
成功するかわからないし、よく考えてみりゃ、このプロジェクトって片道切符だわ。本当に巻き込んで大丈夫なんだっけ??
最悪、途中で打ち切られるかもしれないし、サービス方針も途中でガラリと変わる可能性だってある。
そして、な~んにも正解がない中、手探りでも前に進まなくちゃいけない。
結果を出すためには、机の上で企画しているだけじゃなくて、時には足で稼がなきゃいけないこともあるかもしれない。
何も決まってないことって、イコール、全部自分たちで決めなきゃいけないってことだから、自由の反面、人によってはかなりストレスだよね…。

考える人

スタートアップにおいて私が大事にしたこと


スキルベースで考えるのはやめよう、というのが当時の私の結論でした。
あらゆる「不確定」を楽しめることが、スタートアップにおいてはスキルよりも大切なことなのではないかと考えたんですね。
私がメンバー選定において基準にしたのは以下の3つです。

  • 逆境でも笑えるヤツか

  • 周囲の人や環境に左右されずに立ってられるヤツか(イコール、全部自分事化できるか)

  • 私の思考や性格を理解しているヤツか

私が、サービス立ち上げの右腕として選んだのは、制作部門のとあるメンバーでした。要はこの人物もド未経験・ド素人ということです。
「ものすごいしんどい時にも、多分一緒に笑えるな」と思ったことが決め手です。
そんなわけでDirect type立ち上げの中心となったのは、ド未経験・ド素人の二人だったわけです。
もちろんその二人でサービスを立ち上げられるわけでもなく、専門スキルを持つメンバーもスカウトしましたが、メンバー全員、上記の基準で選びました。
ちなみに最後の「私の思考や性格を理解しているか」を基準に入れたのは、サービス立ち上げのなりふり構っていられないタイミングにおいて、ひとつひとつの方針や意図を説明している時間はなかったし、ある程度私という人間性を信頼しているという関係性があった方がトップスピードで走れると判断したためです。

人と働くのなら人間性を磨け


予想に違わず、Direct typeの立ち上げから今までは、そりゃあもう、本当に紆余曲折あり今に至っております。
私の判断が正解だったのかはまだわかりませんが、確かに言えることはDirect typeがまだサービスとして存在しており、成長を続けているということです。
つまり月並みながら、働くってスキルより人間性なんだな、と改めて確信している私です。

よくエンジニア界隈では「エンジニアに大事なのはスキルであり、人間性ではない」議論が盛り上がりますが、私個人の判断としては「スキルは高いけど人間性がイマイチなエンジニア」と「スキルは並みだけど人間として信用できるエンジニア」だったら後者を選びます。
(平常時の仕事であれば、正直、前者を選ぶシーンもありそうですが)、こと自分の進退がかかるような一世一代の仕事においては確実に後者一択です。
今再び「サービスを0から立ち上げなさい」と言われたら、私はまた同じ基準でメンバー選定をすると思います。

つまり何が言いたいのかというと、スキルだけをひたすらに高めても「そこにニーズはあるんか?」、というお話でした。
もちろん異論があるのは承知の上ですが、ひとまずスタートアップを経験した私の結論としては「スキルと同じくらい仕事の中で人間性も高めていこうぜ」ということです。
人と働くということはスキルも磨かれますが、同じくらい人間性も磨ける場だと思うんですよね、わたしは。

Direct typeはiOSDC2024のゴールドスポンサーです


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イヤっフー!!

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場所:早稲田大学理工学部 西早稲田キャンパス + ニコニコ生放送
対象:iOS関連技術およびすべてのソフトウェア技術者
タイムテーブル: https://fortee.jp/iosdc-japan-2024/timetable

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当日は私もブースに立ちますし、そのあたりの苦労話は死ぬほどありますので、ぜひスタッフに声をかけてみてください
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