49歳でWebディレクターになって6カ月|Webディレクターとして必要な力について考えてみた
Webディレクターとして必要な5つの力
現在の会社に移り、つまりWebディレクターに転身して半年が経ちました(そうこうしている間に誕生日を迎え、50代に突入しました)。ちょうどいい区切りですので、個人的にWebディレクターとして必要な力を整理してみます。
今現在では、大きく分けると以下の5つになるのではないかと考えています。
【Webディレクターに必要な力】
1)ディレクションの力
2)企画の力
3)設計の力
4)マーケティングの力
5)システムの力
さらに詳しく、説明します。
1)ディレクションの力
制作過程全体に関わる、いわゆるPM(プロジェクトマネジャー)に必要とされる力。編集者や印刷系ディレクターと勤めていた自分にとっては、これまでのキャリアを活かせる部分が大きいですね。
さらに具体的にいうと、以下の作業があげられるでしょう。
【ディレクション力の詳細】
◾️サイトの要件定義を行う。
◾️関係するスタッフをコントロールする。
◾️制作のスケジューリングを行う。
◾️サイトの設計仕様を考える。
2)企画の力
Webサイトのコンテンツを考える力。サイト全体の企画とその中身にあたるコンテンツに分けられると考えています。編集者出身の自分にとっては不得手ではないのですが、映像やWebならではギミックを使うコンテンツなどもあるため、常にアップデートが必要です。以下に整理します。
【企画力の詳細】
◾️コンテンツ総合企画(KPI・KGI設定)
◾️コンテンツ企画・制作
・テキスト系コンテンツ
・映像系コンテンツ
・システム系コンテンツ
3)設計の力
サイトを作る設計の力です。格好よく言うと、情報アーキテクト。デザイナーの領域になる部分もありますが、Webディレクターにも必須の力だと考えています。
【設計(情報アーキテクト)力の詳細】
◾️ユーザビリティ設計
◾️ペルソナ設計
◾️ユーザーシナリオ
◾️全体設計(ハイレベルサイトマップ、詳細サイトマップ)
◾️詳細設計(ユーザーインターフェイス、WF)
4)マーケティングの力
サイトは作ればいいわけではありませんよね。サイトを作るには目的があり、その目的を達成するためにはマーケティングが必要です。ディレクターが各施策の実施まではできる必要はないかもしれません(場合によっては求められるでしょう)が、少なくとも知識として持っておかなければならないと思っています。
【マーケティング力の詳細】
◾️リスティングをはじめとした広告の知識
◾️SNSの知識
◾️SEO(検索エンジン最適化)の知識
◾️LPO(ランディングページ最適化)の知識
◾️EFO(入力フォーム最適化)の知識
◾️メールマガジン施策の知識
◾️アクセス解析(=GA4)の知識
◾️MA(マーケティングオートメーション)の知識
5)システムの力
最後はシステム関連の力です。こちらについても、コーダーやエンジニアの領域に入る部分になるので、実務をできるようになる必要はありませんが、知識としては持っておくべき。少なくともコーダーやエンジニアに的確な指示を出すことは、Webディレクターには必須かと思っています。
【システム力の詳細】
◾️言語系(HTML、JS、CSS)の理解
◾️サーバ関連の理解
まとめ
半年の所感であるので、今後変化していく可能性は大いにありますが、Webディレクターとして必要な力を、以下の5つに集約しました。
1)ディレクション力
2)企画力
3)設計力
4)マーケティング力
5)システム力