小湊鐵道とイシイのコラボ!本来の地域の姿を取り戻す「逆開発」の壮大な取り組み
こんにちは、イシイのたけのこプロジェクトメンバーです。
つい最近まで、ちょっと肌寒くてエアコンをつけてしまう日もあったのに最近はぽかぽか陽気を通り越して夏の気配を感じるようになりました。
まだ春の味覚を堪能しきれていないというのに…!
4回にわたって連載してきた「たけのこ」note。今回が最終回です。
最終回では 小湊鐵道 さんと一緒に取り組んでいる自然の恵みを活かした地域おこし活動の紹介を通して、たけのこの美味しさを知っていただきたいと思います!
千葉県を走る小湊鐵道とは?
市原市の五井地区と養老渓谷方面をつなぐ40キロにも満たないローカル鉄道を運営している老舗企業の「小湊鐵道(こみなとてつどう)株式会社」。
「今から10年、木を植え花の種をまき、ここ養老渓谷駅前は雑木が茂る森になります。」
(里おこし | 小湊鐵道株式会社より)
このキャッチフレーズで、単なるローカル鉄道会社ではないことがおわかりいただけるかと思います。
「創立100年の里おこしベンチャー企業」というスローガンを掲げて事業を展開しています。
ちなみに→
(←イシイとの取り組み、市原栗プロジェクトが2021年5月12日の首都圏ニュースにとりあげられました)
小湊鐵道は「逆開発」という取り組みをいち早く取り入れ、10年先の里の風景まで見据えた街づくりを行なっています。
里おこしの取り組みに着手した2005年当時の沿線駅前は、いわゆる「シャッター街」となっていました。
では、そのシャッター街に新しい商業施設やテーマパークを作ればいいのか?
いいえ、出した答えはそうではありませんでした。
今までの「開発」とは逆転の発想で、
大切なものを残しつつ余計なものを省いていく
という「逆開発」と呼ばれるものでした。
その最たる例が駅前のアスファルトをはがし、自然の姿に戻していこうという取り組みです。
常識の逆をいく考えですよね。
そこには「自然と共存することで地域の未来を見据えていこう」という強い想いがあります。
小湊鐵道の養老渓谷駅前のアスファルトは2017年に工事が行われ、砂利道に戻されました。
10年後の2027年には森林が覆い尽くす予定だそうです。
イシイが一緒に取り組むのは「収穫されなくなった食材」
小湊鐵道と共にイシイもこの「逆開発」に取り組みます。
小湊鐵道がある市原市には過疎化が進んでしまい農家のが減少し、放置されていた食材がありました。
放置された食材は野生動物の餌になっていました。
イノシシが多いらしく、たけのこも栗も食べてしまっていたと聞きます。
そのイノシシさんもお墨付き(?)の「たけのこ」と「栗」を皆さんの食卓にお届けしたいと考えました。
(竹林の手入れをしている地元の方々)
収穫したたけのこや栗をイシイで商品化するための仕組みづくりを始めました。
そして地域の方々にも協力いただき、商品を開発したのです。
ちなみに商品開発だけではなくイベントを合同で企画していたりもします。
過去にも小湊鐵道の名物でもある、時速25キロでゆっくり風を感じながら走るトロッコ鉄道とコラボレーションしたイベントも行ないました。
締め切り間近、たけのこの季節はもうすぐ終了
そうして開発されたたけのこ商品ですが、もうすぐ旬が終わります。
お野菜などの自然のものは、旬の季節に食べた方が栄養も詰まって美味しいと言われています。
自然とのお付き合いを感じながら、美味しさを味わってみませんか?