IBの歴史
Diploma Boys, 我々が受けるIBの教育、その歴史について見ていきます!
(*100%正しいとは保証できません。)
IBの起源はスイスのジュネーブにあります。ここでIBの歴史を語る上で大事な人、Alec Petersonが登場します。彼は当時のイギリスの高校の学習内容が狭すぎると考えてました。(専門的になりすぎてる、幅広さが足りない)そこで彼はスイスのジュネーヴ・インターナショナルスクールでIBの元となるカリキュラムの設立に尽力します。
彼はより学問と社会性の取ること、自分で調査する力、批判的思考などをより重要視したカリキュラムの設立を目指しました。そして1968年にIBが正式に始まるとAlec Petersonさんは事務局長になります。
当時IBは革新的な教育プログラムでした。
(従来 → IB)
暗記 → 分析
先生中心 → 生徒中心
などの点で新しかったのです。
1970年代、IBはアメリカやヨーロッパを中心に広がっていきました。
1982年、アルゼンチンにも支部を置き、スペイン語でもIBが受けられるようになりました。
1994年、IBにMYPが導入される。高校生前の中学生からの教育プログラム。
1997年、IBにPYPが導入される。中学生前の小学生からの教育プログラム。
→ 教育プログラムとしてより充実したものになっていった。
1997年、IBの学習者像の発表。IBの学習者像とはIBが考える理想の人物像。
IBの学習者像
IBの学習者像は全部で10のゴールがある。
1. 探求する人 (Inquier)
2. 知識のある人 (Knowledgable)
3. 考える人 (Thinker)
4. コミュニケーションができる人 (Communicator)
5. 信念を持つ人 (Principled)
6. 心を開く人 (Open-minded)
7. 思いやるがある人 (Caring)
8. 挑戦する人 (Risk-Taker)
9. バランスの取れた人 (Balanced)
10. 振り返りができる人 (Reflective)
以上の10がIBの考える学習者に必要な要素となっています。IBのカリキュラムを受けている人はこれを意識して達成するように心がける必要があります。
授業でもそれが反映されてたりします。課題やテスト、活動のあとは必ずと言っていいほど振り返りのアンケート、時間が設けられます。
他にも課題が探究できる、広がってる課題であることが多いです。ここでいう広がってるとは自分で色々選択できて、興味のある分野を選べる課題。
更に我々の学校では年の終わりに生徒の投票に選択によってその年、
一番探究した人、というふうに学習者像にふさわしい先生が選ばれ、表彰されます。
というように学習者像IBの理念を表す重要なものです。
現在
IBは現在、世界150カ国以上に約5600校の認定校があります。
日本ではDiplomaの認定校は約60校ほどあります。MYPは34校、PYPは59校
文部科学省は2022年度に日本のIB認定校を200以上を目指していました。
そして、2023年3月14日時点で207校と目標を達成しました!!
文部科学省も数を増やそうとしているIB校、その教育理念などだけではなく実際の課題状況、経験、授業のこと、これからも発信していくので知りたい方は是非フォロー、♡お願いします!
以上ありがとうございました!
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