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パプアキンイロクワガタをどうしても爆産させたい(産卵セットの組み方)

おはようございます、dinosaurのN(中身)です。
とうとう長い文章を書きたくなってしまい、note始めてしまいました。
今後ともよろしくお願い致します。

さて初投稿になる今回の記事はパプアキンイロクワガタについてなんですけど、

まずこんなやつ。

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とかこんなのとか

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こんな小さくて綺麗なクワガタかわいいですねぇ~。色々なカラーバリエーションもあるんですって、かわいいですねぇ~。

かわいいですねぇ~。

かわいい、、、



よし、爆産させよう。




1.どんなクワガタ?

先ほども書いたんですが様々なカラーバリエーションがあり、親と全く違う色のものが羽化したり、大人しく多頭飼育も可能な種類です。
名前の通りパプアニューギニア、ニューギニア島等の暖かい地域に生息しているようです。

特筆すべきは前足の斧状の突起(なんか強そう)

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この赤く囲った部分で草などに傷をつけて餌を食べているようですね。

羽化までもとても早く、♀で早いものは卵から3ヶ月ほどで成虫になります。
(プリンカップで管理してたところ急に前蛹になったため焦ったというズボラエピソードを持っています(^_^;)気を付けましょう、、、)

成虫の寿命も約半年と一般的なクワガタと比べて少し短いかもしれません。もっと短い個体もいるようです。

調べたら色々なサイトで飼育が容易で初心者向けって書いてますね。


ここまでは彼らのプロフィール。
ではそろそろ本題へ。

なんせ爆産させたいので。




2.用意するもの

爆産させるために必要なものを書いていきます。

1.飼育ケース
2.マット
3.転倒防止材
4.ゼリー
5.ふるい
6.固い工具、圧をかけられるもの


1.飼育ケース

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何でもいいです、好きなものを使いましょう。
僕個人としては小さくて固いものがおすすめです。
僕らは100均のケースを使ってます。(手抜きじゃない!!!!)


2.マット

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これも何でもいいです。
何でもいいは語弊がありますね、孵化したあとの幼虫の餌になるので発酵マットを使いましょう。
自分の信頼している会社のものだったり、ホームセンターに売ってるものでも大丈夫です。
僕らは月夜野きのこ園さんからきのこMatを購入しています。(月夜野さんの広告ではない。)


3.転倒防止材

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ハスクチップや、木の破片など転倒したときに起き上がれるものを入れてあげましょう。
僕らは割り箸を入れてあげます。
折ってどこにいても手が届くように入れてあげます。(手抜きじゃない、、、)


4.ゼリー

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産卵は体力使います。必ず入れてあげましょう。
産卵中あまり食べない事もあるかもしれませんがカビの原因になるのでこまめに交換してあげましょう。
僕たちはプロゼリーを使ってます。


5.ふるい

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これがこの記事一番のアイテムと言っても過言ではないでしょう。
これ無くして爆産は不可能でしょう。(暴論)
シャンプーなしでリンスするようなもの。(暴論)
釣り針無しで釣りするようなもの。(暴論)
掃除する前にワックス掛けを(以下略)

目の細かいものがいいでしょう。
ホームセンターなんかにあるやつでいいです。

6.固い工具、圧をかけられるもの

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ハンマーや左官ごて等でも良いと思います。
なんなら素手でも




3.いざ、組んでみよう

大まかな手順
1.購入したマットをふるいにかける
2.マットに水分を含ませる
3.飼育ケースの7割に固く詰める、1割ふんわり、2割は空間
4.転倒防止材、ゼリーを入れる
5.♀投入


1.購入したマットをふるいにかける

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これが本当に重労働

粒子をさらに細かく極微粒子マットを作っていきます。

そもそもなんでふるいにかけるかというと、マットの粒子が細かい方が圧倒的に固めやすいから

腕がパンパンになるまで、次の日肩が上がらなくなるまで振り続けましょう。


2.マットに水分を含ませる

ここも意外と気を付けたいポイントだと思います。

基本的にはマットを握ったときに固まるくらいがちょうど良いと言われていますが、水分過多には注意しましょう。
マットが再発酵してしまう可能性があります。

産卵セットに限った話ではないのですが再発酵するとケース内の酸欠を招き、最悪の場合愛するクワガタが☆となって発見されます。
本当に気を付けたいところです。

因みに僕らは温度管理のためにスタイロフォームで作った自作温室で管理していますが、産卵セットを作った初日は生体を入れず温室に置き、何日か経ったあとに再発酵していないか確認したあとに♀を投入しています。


3.飼育ケースの7割に固く詰める、1割ふんわり、2割は空間

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水分を含ませた極微粒子マットを飼育ケースに詰めていきます。

今までの経験上ここでしっかり詰められるかがカギとなっています。

飼育ケースに極微粒子マットを入れたら中央部分は工具(使わない方は己の拳)で、端の方は己の親指でしっかり固めていきましょう。

詰める目安としてはケースをひっくり返してもマットがこぼれないこと

大体小さいケースでも4~6回に分けて丁寧に詰めていきます。
しっかり固めましょう。

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割出時にはこのようにレンガのようなマットが出てきます。

ケースの7割ほどに詰めたら1割分緩めにマットを敷きましょう。
僕らはふるいにかけた時に出る粒子の粗いマットを表面に敷いてます


4.転倒防止材、ゼリーを入れる

転倒防止材はどこでひっくり返っても足がかかるように入れてあげましょう。(優しさMAXで)

ゼリーはいつも多目に入れています。
小さいケースなら4つ角と中央に入れてあげれば充分だと思います。
両端に2つ入れて小まめに足してあげるのでもいいかもしれません。


5.♀投入

ここまで行えばあとは交配済みの♀を投入しちゃいましょう。
中には産卵セットに♂♀ペアで入れてそのまま飼育、産卵まで行う方もいるようです。

僕らは数日再発酵チェックを行ったあと一週間別容器で♂と同居させた♀を1匹だけ入れてます。

あまり温度変化に弱い種では無いようですが極端な温度変化は避けたいところ。
産卵セットの管理温度は25~27℃くらいが理想だと思います。



4.割り出し後

産卵セットに♀を投入してからしばらくしたら成虫を取り出します。

取り出す期間については人それぞれ1週間から1ヶ月ほどでしょうか。
以前は一週間ほどで成虫を取り出し、そのまま卵を割り出す、というような方法を取り、2週間で42個採卵という圧倒的爆産記録を打ち立てましたが卵割り出しのリスクを考え(個人的には初心者の方にはあまりおすすめできません。※別記事執筆中)今は成虫を取り出してから1ヶ月ほど放置、幼虫が見えだしてから割り出しています。

幼虫は発酵マットで育てます。菌糸でも育つようです。
僕らは最初はプリンカップ、2令からは200ccほどの容器で交換無しで成虫まで育ててます。

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羽化した成虫を初めて割り出した時は感無量です、マジで



5.最後に

初めてnote投稿してみましたがいかがだったでしょうか。

あまり文章が纏まらなかった&変なノリでこれからも投稿していこうと思います。

また今回は僕らが圧倒的爆産記録を打ち立てたマットでの産卵セットの組み方を紹介させていただきましたが、パプキンは材にも生むらしくそちらの方が良いと言われる方もいらっしゃるようです。
僕らもいずれ材生み試してみようと思います。

あとこんなタイトルつけといて身も蓋もないのですが、♀の気分に寄っては何をやっても生まないこともあります。一筋縄では行かないのがクワガタブリード。様々な要因が絡み合い幼虫が1匹もとれなかったとしても下を向かず、根気よく1からマットをふるいにかけましょう

まぁ、僕ならせっかくふるいにかけたので再利用しますが

ともかく、クワガタの気持ちはクワガタにしかわからないので生まなかったときでも対策を練ったり、作業をさらに丁寧にすすめたりと自分のペースでクワガタブリードを楽しみましょう。

そして更に爆産できる方法を知っていたり、発見したら僕に教えてください


このnoteは僕らの完全自己満足、個人的見解純度100%の記事ですので管理する温度、湿度、環境によって異なる場合がありますのであくまで参考までに。

僕らは北海道でブリーダーチームdinosaurというチームで日々ブリードを楽しみながら生体販売なども行っております。

ブリード品、WD品など取り揃えておりますので是非一度覗いてみてください。

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