墨でメンフクロウとハイイロチュウヒ
今年二月の一大イベント「ハイタカ、庭で捕食す」以来の墨で鳥。
今回はメンフクロウとハイイロチュウヒです。
……鳥同盟の長の「お主も単純な奴よのう、雑用係」という声が聞こえてきます。汗
と言うのも、つい最近メンフクロウは長殿の御記事のスキリアクションに、ハイイロチュウヒは御記事扉絵に登場し、いずれも私がコメント欄で騒いだからでございます。
先週から今週にかけて本当に時間がなかったワタクシ、今週の墨絵教室のお手本を準備する段になって「モチーフのテーマが思いつかない」とパニックに。長年通っている人には適当に本からのコピーを配ったり自由に描いてもらっておけば良いのですが、初級者には毎回簡単に描けるお手本を自前で用意しています。
そこで鳥同盟雑用係、叫びました、
「猛禽デー!猛禽デーやろうぜ!」
と。
先週まで四君子やら椿やら水墨画で基本とされる植物を描かされていた生徒さんたちにいきなり猛禽類を持ち込む講師。どうなっているんだ、この世界は。
とにかくお手本として使えそうな、これまで描いてきたハヤブサやオオタカ、ミミズクなどを引っぱり出し、何か新しいものは用意できないかとしばし考え、思いついたのがメンフクロウ。
メンフクロウは検索して写真を見た時、墨で描きやすそうな印象を受けたのでメンフクロウを描いてみることにしました。
いずれも書道半紙の大きさ(24 x 33 cm)です。
これでは何か物足りない気がして、ハイイロチュウヒをググった雑用係。灰色と名前に付いているところからして「墨で描きやすそう」という印象を受けたのですが、私がその灰色具合と同じくらい惹かれたのが目力。いい目、してますわ(アオサギと言い、ニシコクマルガラスと言い、好みが丸分かりですな)。
で、描いてみました。
今回の墨で鳥、以上です。
【おまけ】
春は毎年こちら↓のイベントで忙しくしていますが、今年も無事終了しました。
毎度のことながら動画編集、イラスト、ポスター、舞台上のめくりの毛筆書き等を担当しています。
日本語教育に興味のある方や海外の日本語学習者が日本語で何を語るのかに興味をお持ちの方にお楽しみいただければ幸いです。
ちなみに冒頭のアニメーション部分は事前に作っておいてあったのですが、まさか本番で収録した音源にこんなにフィットしてしまうとは……ぷぷ。