ヴィクトリア朝時代~芸術を日常生活の一部へ「高めた」人々~
この度、縁あって、新宿のSOMPO美術館にて開催されている「ボタニカルアート展」にて、19世紀のイギリスのテーブルセッティングを再現するという、大変光栄な仕事に携わることが出来た。貴重なヴィクトリア朝時代のテーブルウエアに、実際に触れる機会などそうあることでは無く、それだけで有り難い。
ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた1837年から1901年は、産業革命によって経済の発展が成熟に達したパクス・ブリタニカの世、イギリス帝国の絶頂期である。美術にとっても黄金時代であり、