マモリビトと小島凪紗ちゃん〜Everyday Smile☺️〜
はじめまして、こんなぎ〜!!
でぃんって言います。櫻坂のスーパーライトオタクをしています。小島凪紗ちゃんが好きです。
ここ最近立て続けに新参者、アニラと小島凪紗ちゃんセンターの三期生曲である『マモリビト』を生で見る機会に恵まれたので、その感動と小島凪紗さんへの愛を書き残しておくべく、noteを書いています。
与えられた歌詞を受け止めてパフォするしかない坂道グループにとって、歌詞ってものはエンハンスしてくれるものになることも、呪いになることもあるし、その差ってこっちが思っているよりも紙一重な気がするんですよね。
そういう意味では、この『マモリビト』の歌詞って、当て書きすぎる部分があると思ってます。
風景とかモチーフを使った婉曲表現がやすす先生の得意技だと思うんですが、この曲に関してはとても直線的ですべてを説明しているような歌詞に感じます。
だからこそ、歌詞の解釈に一切の逃げ場がないというか、パフォーマンスする側が否応なしに曲と、ひいては櫻坂46そのものと対峙せざるを得ない、そういう構造を持った曲だと思います。
この部分の歌詞とかあまりにも、、、じゃないですか?
ちなみに、乃木坂46の34thシングルに収録されている5期生曲『いつの日にか、あの歌を・・・』も待望のあーやちゃんセンター曲ですが、こちらも同じようにやや言葉が直線的すぎるきらいがあります。
例えば乃木坂4期生の期別曲である『4番目の光』(この世で一番好きな曲の一つなので歌詞を読むだけで涙が止まらなくなる、想い出補正がありすぎる)は憧れのグループに入れる胸の高鳴りやドキドキを「高校の制服」というモチーフになぞえらえて展開していきます。
それに対してこっちの歌詞は"今の感情をひたすら語る"ような歌詞になっています。
楽曲の果たすべき役割として一義的には『4番目の光』と同じような気もしますが、5期生がすでに表題でセンター曲を2曲も持っていて、夏のツアーを座長:井上和ちゃんで周っていた今の乃木坂に対してこっちの曲には若干の今更感が出ちゃっているような。
こちらも同じく初披露されたのは新参者公演ですが、そのセトリが乃木坂の往年の名曲を歌いこなすものであり、フレッシュ感やがむしゃら感というより5期生が”乃木坂”であることを強く印象付けたライブのように感じたので、そこで「私じゃ力が及ばない」「近づけない」と歌わせることに若干の矛盾を感じました。
(個人的には先輩たちの歌に対する歌詞というよりも、アルノちゃんセンターの29th『Actually…』完全体ver.に宛てたものって言ってくれたほうがしっくりきそうな歌詞になっている気がします。)
一方で、『マモリビト』についてはタイミングが噛み合っていた、というのが大きいのかなーと思います。
3期生が選抜制度に組み込まれ、表題曲メンバーとして選ばれ始めた7thシングル。
櫻坂46としてのパフォの根幹をずっと担ってきた1期生の土生さんや小林さんの卒業。
櫻坂がこれまでこつこつと積み重ねてきたものが咲き誇り、そして次の季節のために散っていく。
そんなちょうど巡っていくタイミングです。
それはMVを見ていても同じ要素を感じています。
勝手な解釈ですが、MVではスタジオの1室、片隅にはかつて先輩たちが使っていたであろうセットたちが乱雑に置かれています。
その中心で踊るのが、“未来”の象徴としての櫻坂三期生たちです。
構造としては欅坂という過去を轟々とお焚き上げした『隙間風よ』と同じですし、それは櫻坂46展「新せ界」にて大きな樹の根っこに欅坂46時代の想い出が飾られているインスタレーション展示ともつながっているものです。
(個人的には新せ界の裏テーマソングくらいに思ってるので、会場からマモリビトも配信してほしかったです、マモリビト狂信者なので)
そして。
この曲については初披露が新参者ライブであり、そこからアニラDay2→新参者と披露され続けることになります。
わたしが観たのは客前初披露から2日目の11月9日(木)新参者(現地)からの11月12日(日)の新参者(配信)→11月26日のアニラDay2(現地)→12月2日新参者(配信)→12/15アニラDay2(配信)って感じ。
どのライブでも、最終盤で体力的にも精神的にもいちばんつらいであろう場面で、センターの小島凪紗ちゃんの決意表明とともに披露されてきました。
これはずっと言っているんですけど、凪紗ちゃんって可愛くて明るくて青春感溢れるところがとっても素敵だなーと思っています。
(アニラでも『夏の近道』のMV衣装凄くなかったですか?青春って概念を煮詰めてかたちにしたらこんなぎちゃんになると思う)
でも、凪紗ちゃんのパフォを見ていると、それ以上に、この曲で救い上げている“生きる”とか“守る”のような強い意志だったり、静寂の暴力で表現しているやりきれない感情のようなものだったり、そういったものに向き合ってくれたうえでの、等身大で力強い身体表現に目を奪われてしまいます。
率直で、強くて、優しくて、見ている人のそういった想いとかモヤモヤまでもを昇華してくれるように感じます。
「アニラの『マモリビト』でメインステージから駆けたときに見た客席の光景は一生忘れないと思う。」
これはアニラ直後のミーグリで凪紗ちゃんから言われた言葉で。
そんな風に思っていてくれることがどうしようもなく嬉しくて。
そして、こちらこそあんな素敵な光景を見せてくれてありがとうという気持ちは尽きません。
この背負うのがとっても大変な曲を、それでも背負えるところに凪紗ちゃんの強さ、覚悟を感じています。
思えば、三期生ドキュメンタリーや冠番組、ブログなどで見る凪紗ちゃんは、いつだって誰かに寄り添っています。
どんな場面でも話す人のほうをじっと見ています。泣いているメンバーの背中をそっとさすって、抱きしめてます。隣で足を攣ったメンバーに肩を貸しています。ちょっとだけ勇気が出なかったメンバーに「一緒にダンスリーダーやろう」って声をかけます。控室ではいっつも話しています。円陣で声を出しています。
それはもしかしたら目に見える形での強いリーダーシップではないのかもしれません。
でも、どっしりとそこに根を張って、周りを支えることができる、寄り添える形でのリーダーシップを持っているのが凪紗ちゃんだと思います。
だからこそ、この曲の歌詞が背負えるのだと思います。
この曲はいろんな役割を果たせる力を持っていると思います。
それは、櫻坂46というグループそのものへの賛歌であり、三期生の覚悟を示す曲であり、そしてエールであり、時には重しにもなるのかもしれません。
どうかこの曲が呪いになりませんように。
この曲が素敵な役割を果たし続ける櫻坂でい続けてくれますように。
いつか。小島凪紗さんの卒業が来た時に。
この曲を晴れやかな気持ちでグループや後輩に託せるようになっていますように。
一生「Everyday Smile☺️」でいられますように。
そんなことを思うわけです。
以上、マモリビトミマモリビトによる「マモリビト」の感想でした。
(新参者とアニラでの『マモリビト』良かった~♡こんなぎちゃんスキスキ~♡って内容を書くつもりだったのに着地点が重くなってしまいました、反省)