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凛と聳え立つ一本の木〜4th YEAR ANNIVERSARY LIVE感想〜



「我いるところにマモリビトあり マモリビトあるところに我あり」を座右の銘とさせてもらっています、こんばんは、でぃんです。
 
 
2024年の櫻坂46の集大成とも呼べるライブ、4th Year Anniversary Liveが11月23日、24日の二日間にわたって開催されました。
 
その中で、例によって『マモリビト』の話をします。
(一応取ってつけたように他の曲の感想も最後に)




マモリビト

三期生ライブに続いて披露された『マモリビト』。披露されたそれは、三期生ライブの時と同様、とてもあたたかくて、やさしいものでした。

『マモリビト』が初めて披露された新参者公演から1年。
三期生たちには色々なことがありました。
 
三期生から表題センターやBACKS LIVE座長が選ばれ、ラヴィットにレギュラー出演するようになりました。BACKSLIVE!!や三期生ライブ、フェス、ツアーとステージに立ち続け、海外公演に参加したメンバーもいます。これまでグループを支え続けてきてくれた先輩が卒業したり、後輩となる四期生の加入が発表されたり。仲間が怪我でライブに立てなかったこともありました。
村井優ちゃんがMCで言っていたように、「わたしたちが櫻坂46に貢献するにはどうすればいいか」という命題に否応なく向き合い続けた1年だったのかもしれません。
 
その中で、三期生はずっと「困ったことがあったら助け合って、みんなで目を合わせて」少しずつ歩んできたのだと思います。

1年前。『新参者』公演や3rd Year Anniversary Liveで披露されてきた『マモリビト』はどこか強い「覚悟」を滲ませるもので。
どのライブでも体力的に厳しいであろう最終盤に、これからの櫻坂46を担っていかなければいけないという決意表明とともに披露されてきました。
(いま、『新参者』公演での『マモリビト』を観ると、あまりに三期生たちが粗削りで、たぶん剝き出しの魂をそこで削っているんだろうな、ということがよくわかるパフォーマンスになっているような気がします)

小島
「それこそ『マモリビト』では周りのことが何も見えなくなっちゃっていて、膝をつく振りで痛みが分からなくなるくらい入り込んじゃっていたんです。」

月刊B.L.T. 2024年12月号
「それぞれの立場で語る、三期生の現在地」 


新参者から3rd アニラでの新参者は下記記事もご参照。


しかし、『マモリビト』のパフォーマンスは、今年の三期生ライブから少し性格が変わってきたように思います。
三期生ライブにおいて『マモリビト』の歌詞は、「誰一人ここを動かない」という言葉は、そこにいない、出られなかった同期に向けられた言葉のようで。
だれも置いていかないというどこまでもあたたかい決意に満ちていました。

(三期生ライブについてはこっちの記事に詳しく書いた)



そして、今回の4th Year Anniversary Liveでの『マモリビト』。
今の三期生たちのダンスは余計な力が入っていないしなやかなもので、最後にはメンバー同士で顔を見合わせ、丁寧に目を合わせながら、この曲の世界を作り上げていきます。
3万6千人というBuddiesの大観衆を前にしても、そこには三期生ライブから変わらず、あたたかくて、優しい空間が広がっていました。
 
それこそが、三期生がこの1年で身に着けてきた強さなのかもしれません。
三期生ライブでのあたたかさと優しさに満ちた空間を、あるいは三期生ライブ終了後になんとなく離れたくなくて朝まで11人で一緒だったあのホテルの1室にいるかのようなお互いへの信頼しかない空間を、そこに現出させるような素敵なパフォーマンスができたのだと思います。
 

「咲かない人は、いない」
優しく、強く、小島凪紗さんから発せられたそのメッセージは、三期生自身自身だけでなく、これから入ってくる後輩たちにも、そしてわたしたちへも届く言葉でした。
 
 
三期生はきっと大丈夫。
この先、何があっても。
そんなことを思わせてくれるような、とても素敵な『マモリビト』でした。
 



これで終わるのもあれなので、他の曲の感想もちょっとだけ。

ドローン旋回中&Anthem time


これはきっとアニラを櫻坂のライブの入口として来てくれたBuddiesへのサービス、もとい前説みたいな役割の1曲。
盛り上がるしツアーでは楽しかったけど、何度も観ちゃうと、「そろそろ1曲ずつやろ?」ってなってしまう。

嵐の前、世界の終わり


事前予想の一曲目がこれだったのでニアピンです。
この曲は映画「The Greatest Showman」で言うところの「The Greatest Show」と同じ役割をしています。
つまりは、「やりきれ、悔いを残すな、ここで終わってもいい」って話です。
 
 
 

何歳の頃に戻りたいのか?


いくもどの天ちゃんを観てると、櫻坂46がどこまでも行ける気がしてきちゃうんよ。
グループがこれまで積み重ねてきた歴史とか、改名に至ってしまった過去とか、そういうものを崇めすぎず、それでも丸ごと肯定して、そしてこの先の未来を明るく照らしてくれる船頭みたいな存在をこの曲の天ちゃんからは強く感じます。
 
 

BAN

ここで『BAN』か~って最後方他人事面腕組オタクしてたんですけど、凪紗ちゃんがいることに気づいて大側転した。
全体ライブで先輩ポジに入る凪紗ちゃん見れるの、普通に泣いちゃうんですけど。
それも、保乃ちゃんとのシンメ、かつ菅井さんのポジションに立ってるなんて。

『BAN』も、『一瞬の馬』も、『五月雨よ』も、ぜんぶぜんぶ大事な曲になりました。
 
ずーーーっと凪紗ちゃんのパフォーマンスが大好きなんですけど、去年のアニラあたりから7th BACKS LIVE!!にかけて、どんどん曲中に見せる表情が深く、広くなっていったなーっていう印象でした。
最近(8th BACKS LIVE!!あたりから)はそれ以上に全身で魅せるダンスのしなやかさというか、力任せではない感じがよく出てきて、それでいながらどんどん強い感情を載せることができるようになってきている気がしています。
 
 
 

TOKYO SNOW


(ライトオタクすぎて披露される瞬間までユニット曲かと思ってたら選抜全員出てきてたまげた)
たぶんパフォ見た人全員思っている気がするんだけど、曲調に対して予想以上にちゃんと踊るな、っていう。
このぐらいのテンポの曲に感情を載せて踊るのがいちばん難しいと勝手に思っているのですが、こういう切な系の曲でのれなぁさんの表現力の高さに驚いちゃう。
 
春の桜月、冬のTOKYO SNOW、どっちも季節の風物詩ですね。
 
 

イザベルについて


サクラミーツであれだけお笑いをやらしているメンバーにカッコいい曲をやらせればギャップがあって良いんじゃないか、っていうのにまんまとやられて悔しい、、、。
 
 
 

今さらSuddenly


このユニットだけで世界で勝負してこよ!ってなった。
なんとかしてラヴィットライブに紛れ込ませられないかな??
 
歌声の相性も良くて、特にゆーづの歌声が良いアクセントになっていて好き。 
 
 
 

本質的なこと


2日目のMVPは間違いなくえんりこちゃん!っていうくらい、『本質的なこと』と『標識』の2曲が良かった。
寒空によく響いて拡散されていくえんりこちゃんの歌声がとっても心地よくて、絵画のような美しさも合って、とっても素敵なパフォでした。
えんりこちゃんのダンスは重心が割と低めにあるので、センターに置くとパフォーマンスの幹としてどっしり安定感が出て好きです。


静寂の暴力


遠くで響く花火の音すらパフォの一部になったかのよう。
披露するたびに、ペンライトを消灯する観客だったり、環境音だったりをすべてを取り込んで、毎回その場その場でまったく違う『静寂の暴力』が披露され続けていくの、末恐ろしい。
いつか11人全員がいなくなったあとに訪れる本当の静寂にわたしたちは耐えられるのだろうか。


承認欲求


櫻坂のダンスが森田ひかるに最適化されてるのか、ひかるちゃんが正解を叩き出し続けてるのかわからないけど、森田ひかるちゃんの一挙手一投足がすべて櫻坂そのもので「森田ひかるのいない櫻坂」が全然想像できない。
今回のアニラでは、センター曲の割合は他のライブに比べても多い方ではなかったのに、それでもこう思えちゃうのが怖いし最強に強くて美しいです。

一生櫻坂46の真ん中にいてね、おねがい。





リピート配信見たりしたらまた書き足すかもしれません。


また『マモリビト』が披露された頃にお会いしましょう、それか10th BACKS LOVE!!で!

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