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レイヤ内のジオメトリを参照する Lunch Box

GrasshopperのプラグインであるLunch Boxをインストールしてみた!

このプラグインで何ができるかは記事の中で今後紹介していこうと思っているが個人的には下記の機能が気になっている

  1. GrasshopperのデータをCSVやエクセルに書き出せる

  2. トラス構造のモデル化に役立つコンポーネントがある

  3. Rhinocerosのレイヤを扱うことができる

今回はRhinocerosのレイヤを扱うコンポーネントを触ってみたので記事にしてみた



Layer Information レイヤ名参照

Layer Informationは入力にTrueを入力してやるとRhinoで使用しているレイヤの名称をリストで示してくれる
下図を見てくれればわかるがレイヤの色も併せて参照可能だ

また、Rhinoのレイヤに変更があるときは
入力のTrueを外してもう一度接続するなどしてリフレッシュが必要だが
Boolean Toggleを使えばFalseとTrueを切り替えるだけで簡単に更新可能だ

出力のGUIDはレイヤの名前をコードのように表示してくれている
(どんな時に使えるのかはまだわからない!)


ちなみにレイヤを消すと
消したレイヤは<null>と表記される


これはRhinoを開いているかぎりnullの表示はBooleanのTrueとFalseを何回切替えても無くならない


ただRhinoファイルを一旦閉じてもう一度開きなおすとnullは無くなり
リストのインデックスも消えたレイヤの分詰めて表示される

もしこれが面倒な場合は後述するClrean Treeコンポーネントを使うのも手だ


Layer Reference レイヤ内のジオメトリ参照

Layer Reference入力したレイヤ名に入っているジオメトリを参照することができる

レイヤ名の入力にLayer Informationが役に立つ
データツリーでジオメトリが出力される


上図のように出力端子のGeometryからレイヤ内のジオメトリを参照できる

Name端子はオブジェクトのプロパティで付けた名前を出力する
名前はレイヤ名ではなく、オブジェクトごとに付けた名前だ

選択したオブジェクトのプロパティから名前を付けられる


出力のColor端子も同様にオブジェクトごとにプロパティで付けた色を出力する


Colorより下の3つは僕には難しいがとりあえず出力を見せると下図のような感じだ

GUIDはLayer Informationのときのようにジオメトリをコードのような表現で出力している

何に使うのやら まったくわかりませんな!


Clean Treeでnullを消してみる

Rhinoを扱う中でレイヤが増えることもあれば減ることもあるはずだ

前述したとおりRhinoが開いている限りはLayer InformationのNsmes端子のインデックスはレイヤが消されても変わらない

レイヤBを消してみる
Layer Informationによる出力のレイヤCのインデックスは{2}のままになっている

これはLayer Referenceの出力するジオメトリのインデックスにも影響する


これがRhinoファイルを閉じてもインデックスが変わらなければいいのだが開きなおすとインデックスが詰めて出力されるのが厄介だ
(インデックスの参照が開きなおす前と後で変わるのが問題)

下図を見ればレイヤBが消えた分のインデックスも更新されている(nullがなくなっている)のがわかる

RhinoとGrasshopperを開きなおしてみる


そこで解決策としては
Clean Treeコンポーネントを介してLayer Referenceに接続してやるとLayer Informationのnullを削除して入力できる
Clean TreeはGrasshopperにデフォルトであるコンポーネントだ
参考にしてみてほしい

これによってnullが残っていてもジオメトリを出力するときにnullの影響を受けずに済む

Layer InformationにnullがあってもレイヤCのインデックスを{1}にできた

Create Layers レイヤを作成する

最後にCreate Layersを紹介する
こちらは名前の通りレイヤをGrasshopperで作成できるコンポーネント

下図のように入力項目すべてそろえると上手くレイヤが作成できる

レイヤDをレイヤ色「黒」で作成
レイヤDが作成できた


面倒なのがLayer Colors端子だ
これは色の指定をRGB表記で入力しなくてはならない

参考になったのが下記のURLの
WEB便利ノートだ
よく使う色のRGBがわかる

https://note.cman.jp/color/base_color.cgi


もしLayer Colorsを誤ってしまってもレイヤ自体は作成できるようだ
ただ、後で手動により色を変更しようとしてもできないみたい

RGBで色指定しなくてもレイヤは作成できる


レイヤ色の部分がエラーのようだ


これが手動で修正できないっぽい


まとめ

Lunch Box 面白い!!

今回紹介したコンポーネントはレイヤ管理というような
機能ではないけれどGrasshopperでできることの幅が増えそうだ

Lunch Boxでできそうな事例があれば
noteでどんどん紹介していくぞ!!

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