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Vo.4 DIMLIGHT ESPRESSOの過去と成り立ち

こんにちは
DIMLIGHT ESPRESSOオーナーバリスタ西松 好泰です
ヨシさんです

Dimlightという名前
実は僕がつけた名前ではありません
6年前コーヒー屋さんを一緒にやろう
と意気投合した友がいました

同い年で茨城出身の彼はアメリカはポートランド州立大学に通っていました
一時帰国だったようでたまたま都内のコーヒーショップで知り合いました

僕はアメリカの大会にちょうど出てた時期だったため現地での再会を約束しました
それはすぐに訪れ
彼は毎日コーヒー屋とごはん屋さんを連れ回してくれました

大会を言い訳に彼との現地調査を数年で何回も繰り返し
彼が日本に戻って来たタイミングで一緒に間借りでコーヒー屋をひらいてみました

その時彼が名付けたのが
" DIM LIGHT COFFEE "

ディムライト=ぼんやりとした光
部屋の明かりを消して、ぼんやりとした読書灯をつけてゆっくりベットで本を読むのが好きだから。
彼らしい命名でした

寡黙で、多趣味で、自分のセンスを持ってて、現地の文化を肌で触れて来た彼

実行力が強く、土地勘があり、バリスタ・飲食経験豊富な僕

偶然にもこの融合がDIMLIGHT COFFEEをみるみる形作っていきました

間借り・イベントを繰り返し、二人暮らしを検討し、さぁ実店舗!というところで問題が起きました

"起業する"という選択に彼のご家族が不賛成だったのです
当時のパートナーにも難色を示され
彼はドンドン不安を募らせるようになっていきました

残念ながら説得はできず
名付け親の彼は事業から離脱することになりました

幸運にもそれから間も無く開業に漕ぎ着けましたが
彼が残してくれた名前とブランドを僕がそのまま引き継ぐという違和感を2年間感じ続けました
彼のセンスをまとった名前を僕が運営していること
どこか彼をまた待っている自分

3年目を迎える前にテナントの都合で店舗移転が決まり
責任・ステージ・規模感が変わるだろうこのタイミングで完全にブランディングを一新することを決意しました

それが
" DIMLIGHT ESPRESSO "
彼との過去はそのままに、自分らしく
エスプレッソを貫いてきた修行期間を投影して
VMV(ビジョン、ミッション、バリュー)もかっちり固め、目指すゴールも明確化しました

"ヨシさんのお店"ではなく"スタッフ全員のお店"にするためにメニューと働き方も大幅にリニューアルしました

やっとしっくりきたーって感じでした

あの日々が恋しかったり
でも結局今が一番ですし
人生、選択と決断の連続
今は彼との決別のおかげで生まれたかけがえのない産物たち
後悔はありませんし
あれでよかったと心底思っています

ただ青春のようにポートランドで駆け抜けていった日々は僕の紛れもない財産でしょう

また行きたいなぁ...
(イタリアの方が行きたいけど)

次回に続く...

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