あぁ荒俣宏さん、あなたがいなければ・・・
はじめまして。Umeといいます。
社員全員での持ち回りnoteで、私はディレカとのいろいろなお付き合いのことを書いていこうと思ってます。
付き合ってみての印象や、活躍ぶり、男気なとことか。。。いろいろと感じるまま、徒然に書いていってみます^_^
1回目となる今回は〈出会いのきっかけパート1〉編です!
ディレカとUneとの出会いは20年とちょい昔、ディレカができたばかりの頃でした。。。
▶︎ディレカとの出会いのきっかけは、荒俣宏さん!
え?どういうこと~??
なのですが、
中学生の頃から厨2病を患いはじめていた私は、当時、荒俣さんの存在を知ってドはまりしており、以来彼の名前がつく、今でいうとオタク的な本(当時は翻訳本が多かった)を読み漁っておりました。
荒俣宏さんとはあの有名な「帝都物語」という伝奇小説を書かれた作家さんです。そして知る人ぞ知る「歩く知識の塊」みたいな人で、愛すべき変人(失礼)としても超有名なお方。
*知らない人のために、荒俣宏ミニ知識 !
・当時お勤めされていた平凡社には「荒俣部屋」があって、そこで大量の本に埋もれて妖怪のように寝起きしていた
・超甘党で主食はたい焼き
・オカルト、魔界、妖怪、SFとあらゆる怪しいジャンルに精通しており、知らないものがないくらいの博識
・すごくでっかい人
・ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生とも大変仲が良く、荒俣さんは妖怪となって水木さんの漫画にも登場している
・・・とご本人に関するエピソードには枚挙に暇がない荒俣さん。確か彼の数々のエピソードも本になってるはず。
そんな荒俣さんが1988年、雑誌で連載していたエッセイを一冊にまとめ「奇っ怪紳士録」という本を出されました。
▶︎『奇っ怪紳士録』
発刊当時の本の説明はこうです。平凡社「奇っ怪紳士録」紹介より抜粋させていただきます。
↓ ↓ ↓ ↓
『向島百花園を造った江戸のドンから、物質電送を夢見た男、人肉愛好者、虎退治のお大尽、そしてウルトラマンの父まで、忘れられた28人の奇っ怪紳士を荒俣宏が蘇らせる、人間博物誌』
どれほどの変人奇人をより集めた本なのかがうかがいしれるこの文章からもお判りの通り、とってもマニアックな本でした。
それをわくわくしながら読んだ、まだ若かった私は、その本の一番最後に紹介されていたある変人奇人が大変興味深く印象に残ったのです。
“もうじきテオドール・シュベンクという人の噂が、日本でもささやかれるはずだ ”
という書き出しではじまるその章は、テオドール・シュベンクという、オルタナティブな人たちのネイチャー・バイブル「カオスの自然学」という本の作者、
・・・のことではなく、彼の師についてが書かれていました。
<次回につづく>