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RO水とハングリーウォーター

担当:あり

今日はRO水とハングリーウォーターについてです。
みなさんはこの二つの言葉をご存じでしょうか?

まずはRO水について

■RO水とは
逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane)というろ過膜を使ってろ過したお水のことです。英語の頭文字を取りRO膜と呼ばれています。
孔の大きさは概ね2ナノメートル以下(ナノメートルは1ミリメートルの百万分の一)のため有害無害に関わらず水に含まれるほぼすべてのイオンや金属、硝酸態/亜硝酸態窒素、ウィルスなどを取り除くことができる。
海水を真水にすること可能です。
ほぼすべての部室を取り除いてしまうため、飲料にする場合は加工後にミネラルなどを添加する場合がほとんど。
また膜を通過したすべての水を使うことはできず、海水の場合水の回収率は4割ほど(60%)は捨てることになります。詳しく知りたい方はwikiへ

RO水は
ウォーターサーバーやスーパーのお水など幅広いところで使われています。
RO膜の場合、フィルター交換や排水などが出るため
ランディングコストが大きいです。
またミネラルが失われるのでそのまま飲むと味のしないお水です。
RO水や純水は水から不純物を取り除いた状態の水のことです。
※RO水はミネラルなどを添加している場合がほとんどです。
一見美味しそうに感じますが、実際に飲むと全く味がせず美味しくないそうです。

個人的には自然にろ過されたお水を意識して手に取るようにしたいと感じます。
ただ必要な技術なので適材適所で今後も活用されていくといいなと。


そしてRO水よりさらに不純物を除いた純水・超純水を別名「ハングリーウォーター」と言います。

水には物を溶かそうとする性質があります。
不純物を取り除かれた水は通常の水に比べて溶解度が高くなります。
そして、奪われたミネラルなどを取り返すかのように、物質溶解していくので主に半導体などの洗浄に活用されています。

このような水を人間や動物が飲むとどうなるでしょうか?

体からミネラルを奪ってしまいます。

ミネラルが奪われると体に様々な不調が起こります。

WHOの報告によると、
・ラットを使った実験ではRO水によって奪われたミネラルは通常の食事では戻らなかった
・RO水で調理された食べ物の栄養素は約60%低下する

などハングリーウォーターという名前にふさわしい食べっぷりを発揮しています。

ちなみにミネラルとは生体内の構成成分のうち、酸素、炭素、水素、窒素を除くすべての元素の総称で、生体の全質量の約4%がミネラルであり、カルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、塩素などがあります。

水源が少ない地域や遠洋漁業に関わる人たちは真水が手に入りにくいため、RO(逆浸透膜)で処理した水を飲まざるえないという状況です。

一言に「水」といっても様々な種類があります。
普段何気なく買うペットボトルの水はどんな水なのか?
水への意識が上がるとより面白くなります。

それではまた次回!

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